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【2021年9月27日】「Change your life」歌入れしました 〜 ラップのポイントについて

当初考えていたよりも歌メロ比率が大きく減って、ボーカルはほぼラップになりました。この曲はラッパー・TBKのデビュー作です (笑)。

歌は一応入れましたが、この歌を仮歌として、もう一度歌ってみようかなと。今までのと違って、どの辺が現在の自分のスキル的な着地点なのか、まだよく分からないので。

 

 

ところで、ラップをやってみて思ったこと。歌はピッチ (音程) の正確さが求められますが、ラップの場合はピッチよりも言葉を発生するタイミングではないかということです。もちろん、歌詞が最重要なのは大前提としてです。

 

 

 

この曲では、発生のタイミングをかなり遅らせて歌ってみました。バック・トラックもそうです。これは、20年前のネオ・ソウル、ディアンジェロやJ・ディラの、オフビートやボーカルが遅れて出る、あのビート感を出したいなあと思ったからです。

上手くいっているかどうかは、今日歌ったばかりでヒートしている今現在のアタマでは判断が付きかねます。明日の朝、どう聴こえるかが楽しみです。

 

 

書き直した歌詞です。

 

 

 

 

 

 

【2021年9月26日】新曲「Free」制作中です 〜 宇多田ヒカル「ぼくはくま」に思う

リズム・トラックはサンプリング音源を使わずに制作しています。これは「流れ星」以来です。そのトラックも実に簡素な作りで、このシンプルなトラックにこれまたシンプルなーーCとGのふたつのコード (ところどころ、それぞれの代理コードのAmとEmが入るが) に乗るメロディで、この曲は構成されています。

 

 

 

作っていて、ほのぼのとした曲調や歌詞といい、宅録テクノっぽいトラックといい、この曲は宇多田ヒカルさんの「ぼくはくま」を目指しているのではないかと、ちょっと思いました。

「ぼくはくま」は、宇多田ヒカルさん唯一の童謡です。童謡だけど普通にポップスとして大ヒットしています。当時SMAPの中居さんが大絶賛してたのを、何かでみた記憶があります。

 

 

ウィキペディアには、「当時必要だった癒しが『ぼくはくま』に表れたと述べており、自作曲の中で一番好きとも語っている。この曲から新しい世界が見え始め、自分自身がやわらかくなったという。」と記されています。

 

 

インタビューは’07年なので、今では一番ではないかもしれませんが、当時そう語っていたということは、とてもよく分かります。というのは、実際に「ぼくはくま」を境にして、曲調が随分と変化しているからです。

「ぼくはくま」は、アルバム「ウルトラ・ブルー」の後、「ハート・ステーション」の前、にリリースされています。まさにこの2枚のアルバムの橋渡し的な曲ではないかと感じます。「ウルトラ・ブルー」までのヒリヒリしたトーンから、穏やかで落ち着いた「ハート・ステーション」以降への。

きっとこの曲は宇多田さんにとって、後々の創作に繋がるキーのような曲なのでしょう

 

 

 

自曲について書くつもりが宇多田話になってしまいましたが、この曲「Free」、仕上がりがどうなるか、自分でもとても楽しみです。後々の創作に繋がるような曲になればいいなあと。

 

 

 

 

 

童謡だけど、sus4 や aug といった複雑に響くコードを、シンプルなメロディに上手く使っています。もちろん、複雑には聴こえません。さすがです。