この記事で「ミナス音楽」というジャンルを知りました。君島大空さん、長谷川白紙さん、その他、J−POPシーンでも影響を受けている方が多いということで、早速調べて聴いてみました。
YouTubeに上がっていた幾つもの楽曲を聴いて驚いたのは、「ミナス音楽」、今どきの一部のJ−POPとの共通項があまりに多いことです。
スピード感及びポリリズムや変拍子多用のリズム感。そしてボサノヴァから派生したと思われる、捻りまくったコード進行による不安定なコード感、無調の浮遊感のあるメロディ…。まさに今の一部のJ−POPシーンの音楽のようです。
この記事にはありませんが、今年よく聴いた、DAOKO×網守将平「anima」も正にそんな楽曲だなあと、思わず聴き返しました。
思うに、J−POPのミュージシャンたちが単純にミナス音楽を聴いて取り入れていったというより、もともと世界で同時多発的にこういう感じの音楽が進行していたのではないかなと。そして偶然にも少数の日本人がミナス音楽に遭遇して、感性の針が触れて、更に深く取り入れていったのではないか、そう感じました。
インターネットにより、世界はどんどん狭くなってきています。もしかしたら、ブラジルでもJ−POPが聴かれていて、「あ、これは自分たちのと似てるぞ」と共感して、早速取り入れているかもしれません。
「ガラパゴス化」と言われて久しいJ−POPシーンですが、こんなところでちゃんと世界と繋がっているんだなあと。