雪がとけてきたので、早速車中で「季節」を聴きながら、その辺をひとっ走りしました。それでいい感じに聴こえたので、一応完成としました。一応というのは、アレンジが若干甘いので、もう一工夫しようかと考えたからです。
ここ数日の大雪の残骸を眺めながら運転していると、今こうやって快適にドライブしているというのは、長い時間をかけて人類の叡智 (火…→電気…→石油…→機関車…→そして自動車) で得た、とても贅沢な時間ではないかと、ふと大袈裟な事を考えました。
ところで、若い頃の私は車の運転が苦手でした。技術的な苦手、ではなく、運転そのものが嫌だったという意味です。ところが今や通勤以外でも、ミックスダウンでしょっ中利用したり、ちょっとしたドライブをしたり、随分とお世話になっています。数種類ものドライブ用のプレイリストまで作っているぐらいです (笑)。
何故かと考えたところ、私は小さなアパートに住んでいるので、部屋では音を出すことがなかなか出来ません。なので、車内が唯一のリスリング・ルームです。そんな理由が、一人暮らしを始めてからしょっ中車に乗るようになった、最大の理由ではないかと。
面白いのは、部屋で聴く音楽と車内で鳴らす音楽が、若干違うという事です。これも何故かと考えたところ、単純に、音楽ジャンル及び音質が、ヘッドフォン向き・スピーカー向き、に分けられるからではないかと。
それでこの「季節」。この曲は、スピーカー (私の場合、カーステレオ)で鳴らすのを前提にミキシングしました。冬から春へと変わりゆく「季節」を歌った曲です。
これからの時期、春の息吹を感じつつドライブするのにちょうどいい曲ではないかと思うのですが、他人が聴いたらどう感じるのでしょうか…。