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【2022年4月28日】「失語症の猫たち」トラックがほぼ完成しました ٩( ᐛ )و

先日の時点でまだまだかかりそうだったのですが、今日になってトントン拍子で進み、ほぼ完成しました。トンネルを抜けたらきれいな景色が広がった、目的地はもうすぐ。そんな感じです。ほぼというのは、ここから歌を入れたら、譜面割りが若干変わるかもしれないからです。

先日上げたペンギン・カフェ・オーケストラ「きみの恋人が去って行く音がするけど大した事じゃないよ」の弦の響きを参考にしてアレンジしたのが、功を奏したのではないかと。(全然似てないのですが)

 

 

この曲では、いつもは必ず鳴らしているシンセサイザーの電子音や効果音を全く入れず、楽器はCDからサンプリングした音源のドラムと、Cubase内サンプリング音源のベース、ピアノ、エレピ、ギター、ストリングス、ブラスバンド、で編成しました。お陰で随分と素朴に聴こえます。

こういう正統的?な楽器編成だと、それぞれの楽器の演奏力というかアレンジ力が問われるので、その辺も、もっと良く聴こえるアレンジを見つけたら、その度に修正していきたいです。

 

 

ところで、いつもはトラックと並行して仕上がっていく歌詞が、今回はメモ書きは増えていっていますが、全然まとめていません。それだけトラックの方に腐心していたのでしょう。上がったトラックを、部屋や通勤の車内で鳴らして、歌詞を収束させていきます。

 

 

 

 

 

歌詞に入れようかとメモ書きした、ウクライナのひまわり畑。

 

 

【2022年4月27日】「失語症の猫たち」メロディを更にシンプルにしました 〜 リファレンス・ソースにペンギン・カフェ・オーケストラに

数日前に手直しした「失語症の猫たち」のメロディですが、更に手直しをしました。結果的には、同じメロディを繰り返すパターンの曲になりました。当初はかなり起伏に富んでいたのですが、この方が微妙に変化するコードの特徴が分かりやすく聴こえていいのではないかと感じました。

 

 

 

ところで今回のこの曲は、今までで初めて「リファレンス・ソース」 (音楽制作でいうと、お手本とする楽曲) なる楽曲を設けてみました。設けたというか、作り込んでいくうちに何となく目指すべき曲なのではと思えてきたからです。曲を作り始めてから、毎晩寝る前に聴いています。

 

 

その曲は、私が高校生の頃に一部の音楽好きの間で流行った、ペンギン・カフェ・オーケストラの「きみの恋人が去って行く音がするけど大した事じゃないよ」という、タイトルも長ければ曲も12分近い長尺曲です。

作り始めた頃、何となく目指していたザ・ヴァーヴ「ビター・スウィート・シンフォニー」もそうですが、目指す理想だけはかなり高いかなと。

 

 

 

メロディもサウンドも全く似てないのですが、この曲の醸し出す、喪失感・寂寥感みたいなものを、自分でも表現したいなあと。因みにこのタイトル、英語だと「Sound of Someone You Love Who’s Going Away and it Doesn’t matter」。つまり、ほぼ直訳です。歌詞がないインスト曲ですが、サウンドが見事にタイトルを表現している、そんな曲です。

 

 

ペンギン・カフェ・オーケストラ (現在はペンギン・カフェとして活動中) は、当時から時代とは無関係なサウンド・デザインだったので、この曲も今聴き直しても全く色褪せていません。

私の「失語症の猫たち」も、「君の恋人が〜」のように、エヴァーグリーンな楽曲を目指しているのですが、まだまだ先は長そうです。