制作日誌「八月に降る雨」

【2018年7月20日】新曲「八月に降る雨」出来ました

 

 

何気にアコギを弾いていたらメロディが降ってきたので、慌ててスマホのボイスメモに録って、それを元に打ちこみで作りました。歌詞もトラックと同時に進めて、ほぼ完成です。

メロディも言葉も、どことなく切なさが漂っています。リズムはスローテンポのR&B調です。サビもなく、構成も洋楽っぽいです。

BPMはおそらく過去最遅で、60〜70の間に落ち着きそうです。「焚き火」よりも更に遅い曲に上がりそうです。J−ポップのBPMがどんどん速くなってきているので、私は逆に遅くしていきたいと思っています。(笑)

 

 

今回はキーボードを使わずに、全て手入力の打ちこみに挑戦してみました。

キーボードやギターだと、この音の次はこれと無意識のうちに手クセで音が決まっていくのですが、打ちこみだと考えながら進行させるので新鮮に作れました。手クセ(=常識) は時々見直す必要があります。

 

 

以下、歌詞とコード譜です。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

八月に降る雨

 

 

うだるような夏のある日

僕たちは夜を待ち

車飛ばし知らない町

ひと気のない海に着く

潮の香り花火の匂い

言葉のない恋人たち

 

 

暗闇に慣れた目で

砂の上立ち止まる

散らばった貝殻や

飲み残しの缶ビールや

 

 

夢の跡宴の跡

波もなく月が照らす

二人黙って海を見てる

止まった時間星が流れ

 

 

砂に咲く白い花
続いているテトラポット
腰かければ熱が帯びて
そして僕ら別れの時

 

 

八月に雨降り

全て流されるだろう

君が去る音も聞こえず

日々過ぎていく