制作日誌「ネット」

【2017年3月29日】新曲作ってます♪

 

 

アルバムのリリース関連や、HPの立ち上げでお世話になっている方々のほとんどが、顔も知らない、声も聞いたことのない、ネット上のお付き合いです。
顔を合わせたり電話をしたりで仕事をしていた、今までの私にはまったく馴染みのなかった世界で、それなりに新鮮です。
そういう感じを、歌にしてみました。

 

「ネット」という曲です。歌詞の一部ごらんください。
出来たらアップしますねー

 

 

 

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【2017年4月3日】トラック完成間近!

 

 

「ネット」のバックトラック、ほぼ完成です。今回は打ち込みのみで、手弾きのギターやキーボードがないので、早く上がりそうです。
明日は早いので、とりあえず終了。コーヒー飲んでぐっすり寝ます。(コーヒー飲んだらなぜか眠くなる)

 

音は早く出来そうですが、歌詞の書き直しが続き、言葉が増えてまとめるのが大変。。
ラップ調の歌になりそうです。歌の練習が必要!

集中作業のあとのコーヒーはおいしい!

 

 

 

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【2017年4月6日】「ネット」歌詞出来ました(^ ^)

 

 

「ネット」歌詞とりあえず完成しました。歌入れしたらアップします。

 

 

最初は何気なく、顔も声も歳もどこにいるかも、リアルではまったく知らない相手について書き出してみましたが、読み返すと、どこかにいるあなたへのコミュニケーション希求の歌の感じがします。
自分がネットの世界に求めるものが何なのか、作ってみてわかりました。

 

 

歌入れでちょっと変わるかもしれません。

 

 

 

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ネット

 

 

君は 南の島の端 小さな町に住んでいるかも
君は 遠い大陸 摩天楼から夕日眺めてるかも
君の 顔や喋る声や 歳も知らないけれど
知ってる

 

君は 昨日映画館で 涙流してたあの子かも
君は さっき本屋で お釣りバラまいてたおじさんかも
君は 今僕の目の前で レジを打ってるアルバイトさんかも
しれない

 

 

※春、まだ寒さが身に染みる頃さ
そんな事思いながら 日々過ぎてゆく

 

 

君は 僕がかわいがってる 仔猫たちかもしれない
君は 夜空に浮かんでる 違う星のヒトかもしれない
君は 僕のスマホに住んでる 妖精なのかもしれない
君は いつもお世話になってる 職場の同僚かもしれない

 

君は 僕の隣のうちの 中学生かもしれない
君は 僕の好きな君の ほんとの姿かもしれない
僕は 君がピアノ弾いて 歌うたっている姿
しらない

 

僕が生まれるずっと前にも 逝ってしまった遥か未来にも
世界の果ての終わりにも 一人ぼっちの君がいて
そして毎日なんとか暮らしている
そんな事 知ってる

 

 

※繰りかえし

 

 

花咲く季節に 心震わせて
一期一会そして 時流れ

 

 

※繰りかえし

 

 

 

 

 

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【2017年10月16日】作りかけの曲「ネット」、半年経って制作再開

 

 

当ブログを始めた当初に作っていた曲で、ブログにも歌詞を載せたり「トラック完成間近!」というタイトルでアップしていた「ネット」という曲、実はバック・トラック完成間近までいきながら、どうもちょっと違うような気がしてそのまま放っておいたのですが、今なら完成させられそうだと思ったので、再度取り組み始めました。

 

 

数日前に「時間を味方につける」という内容のをアップしましたが、まさにこの曲、半年経って熟成されたという感じです。
メロディがほぼラップ調だったのが、若干ですが起伏がある感じになり歌いやすくなったのと、途中の転調や移調により、単調なメロディにアクセントが生まれたのが、曲の構造上で変わった点です。
音もちゃんとハマるのが見つかり、見違える (聞き違える) 程にいい感じに仕上がりそうです。
歌詞は以前 (4月6日) にアップしています。

 

 

こうしていきなり中断した曲を作るのを再開する時、いつも感じるのが、当時の出来事や心情や季節感などがブワーっと蘇ってきて、今どこに居るのかも忘れそうになる、まるでデジャヴュ (概視感) のような感覚です。
結構それに浸るのが好きなので、今回もそんな感覚が味わえてよかったです。

 

 

もしかしたら、このブログも半年後とか1年後とかに読み返したら、そんなデジャヴュ感覚を味わえるのかなと思いましたが、残念ながら、半年前のを読んでみましたが、そんな感覚にはなりませんでした。そう言えば、過去にも文章ではそんな感じに陥った事はなく、私の場合、ポイントは音と匂いですね。

 
ブログを始めて半年、想像で書いた「ネット」の歌詞が、現実となりました。
顔も名前 (本名) も知らないけど、HPから数人の方々とつながる事が出来ました。ネットがなければ、つながっていない方々です。
HP開いてよかったなあと思っています。

 

 

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【2017年10月26日】「ネット」バックトラック、ようやく、ようやく完成!

 

 

数日前に制作再開した「ネット」、ようやくバック・トラックが完成しました!
いつものように、ミックスダウンした音源を車の中で鳴らしながらそこら辺を走り、これでいいかなというレベルになったのを確認したところです。4分半の曲ですが、10回以上は運転しながらリピートしました。この曲のために、1時間近くそこら辺を走り回っていた訳です (笑)。

 

 

ちょっと前に同じくバック・トラックが完成した「昔、むかし…」「その色はブルーと」と一緒に、歌の練習をして、折を見てボーカルのレコーディングを行います。
もしこれら3曲が完成したら、「Waltz, march, Requiem」のアルバムのうちの今年完成させた3曲と合わせて、年内6曲出来た事になります。ここ数年のペースからするとかなり少ないのですが、今までと全然違ったタイプの曲を作れたので (特にこの「ネット」など)、自分では満足しています。

 

 

ボーカル入れというのは、私の場合、言わば画竜点睛の仕事という感じです。人によっては、他の楽器と同様、入れてから楽器の音を抜き差ししたり、イントロやアウトロを変えたりする方もいらっしゃるみたいですが。
楽器の音はピッタリと合うまで演りますが、前にも書きましたがボーカルは多少ズレてても、魂が入るように歌えればよいと思っているので、実はそんなに時間はかかりません。なぜ少しくらいズレてもいいのか、なぜかと言われてもよく分からないのですが。洋・邦問わず好きなボーカリストに、音程の不安定な方が多いからでしょうか (笑)。

 

 

当ブログにも時々断片をアップしている作りかけの曲が数曲あり、年内あと一曲完成を当面の目標にして、今年も残すところあと2ヶ月ちょっと、音楽制作が充実した時間になるように、一生懸命がんばります。
とりあえず今日は乾杯!です。

 

 

 

 

これで三度目アップの「ネット」草案。ここまでやると、時々でも当ブログに訪ねて下さる方にもアピール出来ているのでは?

 

 

 

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【2017年11月2日】ラップはムズカシイ〜!

 

 

本日はオフ日だったので、「ネット」の仮歌録りをと、アパートの住人が居ないのを確認して録りしました。いつも、トラックが出来たら先ず歌を入れてみて、どんなふうに聞こえるか確認しています。

 

 

今回もいつものように、何日間か通勤の行き帰りで歌の練習をしてからだったのですが、録ったトラックを聴いて、あまりの下手さ、というか、音楽になってなさに愕然としてしまいました。
こういうふうに感じたのは、今回が初めてです。今までは、自分の歌 (だけ) は、あまり練習しなくても、それなりに歌えたのですが…。

 

 

どうも今回の歌メロが、ほぼラップに近いのがその原因かと。
当ブログで以前にも触れましたが、ラップというのは、喋っているだけのように聞こえますが、すごく高スキルを必要とするボーカル・スタイルです。なので、その稿では単純に、J−ラッパーにリスペクトをします的な事を書きましたが、まさか自分がこのような曲を歌うとは、です。

 

 

でもこれからの歌は、こんな風になっていくんじゃないかなあと、ちょっと思っています。歌い上げる、ではなく、喋るように、です。
そう言えば、くるりの去年の大傑作シングル「琥珀色の街、上海蟹の朝」もラップでした。岸田さんもラップ大変だったと思います。

 

 

歌メロがラップっぽいので今までの歌い方で乗らなかったのと、もう一つ、歌詞に韻が踏まれてない事が、音楽的に聞こえない要因でもあるかなと。ラップとか、ボブ・ディランとか、ここまでやるかという位に歌詞に韻を踏んでいます。
私のような頭の固い日本人が聞くと、韻なんて単なるダジャレじゃないかと思いますが、そうではないんですね。
ラップのメロディー、ディランの (ワザと崩した、トーキング・スタイルの) メロディーは、言葉のアクセントが上手くハマってないと、音楽的に聞こえないからそうしているんだと、初めて気づきました。

 

 

いつもなら、ちょっと無理だなと、ここで放ってしまうのですが、ここまでブログで載せておいて、没はあまりに寂しいかなと思うので、何とか歌えるようにしたいなと (汗)。

 

 

 

その「琥珀色の街、上海蟹の朝」のPVから。

 

 

 

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【2017年11月11日】「ラップと歌は使う筋肉が違う」まさにその通りです

 

 

先日は仕事のオフ日で、「ネット」の歌入れを行いました。

 

 

実は今まで毎日練習してきましたが、どうしても歌えませんでした。
この曲はラップではありませんが、歌メロ成分のうち約50%はラップの成分が入っている、そんな感じです。今までのトレーニングでは、根本的に歌いこなすが難しいと思い、数日前、思い余って、ネットで 「ラップ コツ 歌い方」で検索してみたところ、いろいろなサイトに当たりました。

 

 

この手のサイトのほぼ全てに共通して書いてあったことが、2つありました。

 

 

① 歌詞はスラスラと言えるように、丸暗記する

 

とにかくこれが、ラップを歌うのに一番重要な事らしいです。どのサイトでも力説していました。中には「寝言でも歌えるくらい暗記」と書いてあるサイトもある位です。

 

② 単語の最初の文字と韻を強調する

 

これは自分でも、何となくそうかなと思っていました。
そんないろんなサイトの中で、1番腑に落ちた文がこれです。

 

 

ラップと歌とは、根本的に使う筋肉が違います。ラップは歌わないで、語るんです。

 

車を運転する人ならわかると思いますが、歌はオートマ車なんですよね。

 

アクセルさえ踏んでいれば、メロディに乗って気持ちよくすいすい進んで行きます。

 

でも、ラップはマニュアル車なんです。

 

自分で、ギアを入れ替えて、なおかつ入れるギアを自分で、決めて、走らせないといけないんです。

 

(「歌上手くなりたい!カラオケ上達への道 〜 ラップをうまく歌うコツをつかんで人より一歩リードするには!」より引用)

 
比喩表現ですが、この「使う筋肉が違う」には二重丸の共感です。まさにそんな感じ。

 

 

書いてある通り、大体覚えてはいましたが、丸暗記まではしてなかった歌詞を頭に叩き込み、その歌詞も韻を合わせる為に若干書き直し、歌うポイントを変えて、音程よりもリズムや音節に意識をして、単語の頭の文字を強調してみたところ、見違えるように (聞きちがえるように) 音楽的に聞こえるようになりました。

 

 

上手く歌えたらうれしくて、CDに落として車でリピートしながら、その辺を走り回りました。
まだまだ練習が必要ですが、何とか形になりそうでよかったです。

 

 

 

画像は、昔カラオケで歌ったら大ウケした、小沢健二とスチャダラパー「今夜はブギーバック」(’94年) のPVから。スチャダラパーのラップのパートを歌うと、必ず「おお!」っという感じで盛り上がりました (笑)。多分ものすごく下手だったと思いますが。

私が歌えるラップの歌は、この曲と、ドラゴンアッシュの「陽はまたのぼりくりかえす」(’98年)の2曲だけです。こちらも歌うと必ず大ウケでした。こちらは多分、「何でお前がこんな歌を歌うんだ」的にウケたんだと思います。どちらもいい思い出です。

 

 

2曲とも大好きな曲で、100回以上は聴いた曲です。それこそ、ベロンベロンに酔っ払っても歌えるレベルで歌詞が頭に入っています。
たしかに、これぐらいに聴き込んでないと、たとえ下手でもラップは歌えないです。

 

 

 

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【2018年4月29日】「ネット」歌入れやり直しました

 

 

バックトラックはちょうど去年の今頃に出来たのですが、上手く歌えずに何度も歌い直していたこの曲、ようやく完成にこぎつけました。バンザーイ!
歌メロは、普通に歌ったりラップ調に歌ったりと試行錯誤の結果、普通に+語りかける感じ、に落ち着きました。
リズムにジャストで歌うよりも、ほんの少しだけタメて歌ってみたところ、リズムに上手く乗っかることが出来ました。

 

 

こうして言葉数の多い歌を歌ってみると、私のこの歌よりもはるかに情報量が詰まった最近のJ–POPやJ–ラップの若いシンガーたちの、そのスキルは本当に凄いものだと、あらためて感心しました。
一般に流通するCDはレコーディング機材でピッチ調整など出来ますが、ライブでも普通に歌いこなしている方々には心底リスペクトです。
私のこの歌はピッチもテンポも調整されてなく、時々揺れますが、それもまたいいかなと思いました。

 
歌詞の最終バージョンです。

 

 

 

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ネット

 


君は 南の島の端 小さな町に住んでいるかも
君は 遠い大陸 摩天楼から夕日眺めてるかも
君の顔や 喋る声や 歳も知らないけれど
知ってる

 

君は 昨日映画館で 隣で泣いてた女の子かも
君は さっき本屋で お釣りバラまいてたおじさんかも
君は 今僕の目の前で レジを打ってるバイトの学生さん
かもしれない

 

 

※春、まだ寒さが身に染みる頃さ
そんな事思いながら 日々過ぎてゆく

 


君は 僕がかわいがってる 仔猫たちかもしれない
君は 夜空に浮かんでる 違う星のヒトかもしれない
君は 僕のスマホに住んでる 妖精なのかもしれない
君は いつもお世話になってる 職場の同僚かもしれない

 

君は 僕の隣のうちの 中学生かもしれない
君は 僕の好きな君の ほんとの姿かもしれない
君は 僕がピアノ弾いて 歌うたっている姿
しらない


僕が生まれるずっと前にも 逝ってしまった遥か未来にも
世界の果ての終わりにも 一人ぼっちの君がいて
そして 毎日なんとか暮らしている
そんな事 知ってる

 

 

※くり返し

 

 

花咲く季節に 心震わせて
一期一会そして 雲流れ

 

 

※くり返し

 

 

この画像はこれで3度目のアップ。曲は今度こそ上がりそう。