【2023年11月5日】「ネット」トラック録り直しました

「ネット」、数年前のテイクを何度も聴き返しました。気付いたのは、ボーカル以外でマズい箇所がリズムトラックだという事です。

以前のリズムトラックは、全てCubase内蔵のソフト音源にを使っての打ち込みで、今聴き返すと、全くと言っていい程グルーヴ感が出せていません。

 

 

この曲は元々ヒップホップっぽい曲なので、そのリズムトラックを、サンプリング音源に差し替えました。これだけで、前のトラックよりも格段にグルーヴィーになったのは言うまでもありません。

あと、少し前に録り直した「FREE」同様に地声で歌う為に、ピッチを4音下げました。言葉数が多くヒップホップっぽいこの曲こそ、ちゃんと地声で歌うのがいいかなと。

 

 

その他のパートーーピアノやギター、オルガン、シンセサイザー…に関しては、極力そのままのアレンジと音色を使用しました。作った当時の感性を優先しようと思ったからです。効果音も、ほぼそのまま残しました。

 

 

 

あれこれ触って、ようやく形になりました。ところで、この曲はいつ生まれたんだろうと気になって、過去ブログを調べたら、何と’17年3月、ちょうど私が当HPを立ち上げてブログを上げ始めた頃でした。おそらくそれから数回、録っている筈です。

 

 

アルバムのリリース関連や、HPの立ち上げでお世話になっている方々のほとんどが、顔も知らない、声も聞いたことのない、ネット上のお付き合いです。

顔を合わせたり電話をしたりで仕事をしていた、今までの私にはまったく馴染みのなかった世界で、それなりに新鮮です。

そういう感じを、歌にしてみました。

 

 

と記されていました。つまりこの「ネット」、単純にインターネット初心者の所感を歌った曲という訳です。

あれから音楽活動も継続して行なっていて、今ではネットのみの人間関係は、リアルの関係の数倍に膨れています。まさに「♫ 君の顔や喋る声や   歳も知らないけれど 知ってる〜」です。

 

 

 

そしてリアル以上に重要な関係を築いている方々も、数人いらっしゃいます。リアルの大切な方々同様に、末永くお付き合いをしていきたいなあと。

「ネット」をリメイクしていて、そんな事を思いました。

 

 

 

 

近くの公園のベンチにとまっていたトンボ。本文とは全く関係ありません。