土曜日ですがアパートの住人が居なかったので、急遽朝から「ネット」の歌をレコーディングしました。この歌はとんでもなく難しく、どうしても脳内イメージのように歌えず、それが理由でお蔵入りしていました。
今度こそちゃんと歌おうと、4年前録ったテイクがあったので聴き返して研究?したところ、うまく歌えなかった原因らしきものが、何となく判明しました。
それは、母音を伸ばしすぎていた、という事です。
この曲はラップではありませんが、ラップっぽいノリのメロディです。そして一応メロディがあるので、メロディに合わせて歌っていましたが、それが良くなかったのでは、と。
私たちが話す言葉は、ふつう、母音は伸ばしません。日本語は子音+母音で成り立っていますが、実際の会話は子音のみで成り立っているようなものです。普段の会話においては「うそー」「へー」的な、相槌を打つ言葉のみが、母音を伸ばす言葉です。
ところが、日本語で歌われる歌は、最後の単語や、途中でも区切りの単語は、基本的に母音を伸ばすのが多いです。ここが、英語の歌との大きな違いです。(まあ英語の歌でも「マイ・ウェイ」のように伸ばす歌も多いのですが…)
「ネット」は、英語的な発声でないとちゃんと聴こえないのでは?今まで日本語の歌的に歌っていたので、とんでもなく難しかったのでは?そう思って、今回は、歌詞カードに、言葉を切る部分にブランクを入れて、意図して伸ばさず歌ってみました。こんなふうに。
そしたら、大して練習してないにもかかわらず、まだ下手なんですが急に音楽的に聴こえました。「ネット」のリメイク、いろいろと勉強になっています。