私の幼少時のヒーローは、当時大人気だったウルトラマンでも仮面ライダーでもなく、ゲゲゲの鬼太郎でした。幼稚園児の頃、鬼太郎に憧れて、顔が隠れる程長いあの髪型とちゃんちゃんこを真似たチョッキを着て、得意げにポーズをとっている写真が残っていた程です。
この記事は、鬼太郎の相棒?であるねずみ男についての考察です。私のようなロートルのファンにはとても楽しく読めました。コメント欄で「ネズミ男は水木さんの中の『日本人』っていうのを聞いた事あります。。」というのが上がっていました。「上に媚び諂って、下を見下して、ヨイショが上手くて…」なるほどです (笑)。もう一つ付け加えるなら「自慢話をする」でしょうか (笑)。
よく知られた話ですが、作者の水木しげる先生は、出征して片腕を無くして帰ってきました。戦争体験で「人間ほど怖い生き物はいない」と思ったそうです。水木先生にとって妖怪の世界は、慣れ親しんだユートピアのような世界だったのかもしれません。
人間の怖さを感じさせる最近の事例に、SNSによる誹謗中傷、があります。古代の世界では「呪術」というのがあって、呪いで人を死に至らしめた、という話を、子どもの頃に何かで読んだ事があります。その時は、呪いなんかで人が死ぬのかなあ?と、半信半疑でしたが、今になって、なるほどと納得しています。SNSの誹謗中傷は、まさに大昔の呪術だなあと。
ゲゲゲの鬼太郎、気になってYouTubeを検索したら、結構たくさんの話が上がっていました。何と今世紀になっても新しいシリーズが放映されて人気を博していて、私のような子どもたちって、たくさんいるんだなあと、ちょっと感慨深く思った次第です。