【2024年9月14日】スティーヴィー・ワンダーの新曲「Can we fix our nation’s broken heart」聴いています

何とスティーヴィー・ワンダーさんの4年振りの新曲がいきなりリリースされました。タイトルを訳すと「私たちの国の壊れた心を治す事が出来るのか?」。大統領選挙に向けてリリースされたそうです。こういう所は、政治と音楽が密接な関係にあるアメリカ合衆国ならではだと、あらためて感心しました。

 

 

曲はと言えばいつものスティーヴィー節なのですが、この曲はここ数年にポツリポツリとリリースされている曲の中で、個人的には一番フィットしています。このところ毎日一回は聴いています。

 

 

’80年代の名曲「オーヴァージョイド」を彷彿させる美しいメロディ、Bメロの最後に、チラッとですが、これまた’80年代の、マーティン・ルーサー・キングのバースデーを祝った「ハッピー・バースデー」の歌メロが出現する所、オーガニックなトラックに、おそらくスティーヴィー自身のハーモニカが大きくフィーチャーされている事…等々、聴きどころが満載の一曲です。

「ハッピー・バースデー」のフレーズに関しては、おそらく曲のテーマに合わせて狙ったのではないかと考えられます。

 

 

思えば、マイケル・ジャクソン、プリンス、マーヴィン・ゲイ、ジェームズ・ブラウン…。ブラック・ミュージックのレジェンドの多くは、白人のロック・レジェンドたちよりも、圧倒的に早くこの世を去っている方々が多いです。

そんな中で、寡作でも時折こうやって元気な歌声を聴かせて下さるスティーヴィー・ワンダーさんは実に貴重な存在ではないかと。ニュー・アルバムが待ち遠しいです。

 

 

 

 

MVより。