思いついたら即実行という事で、早速朝からボーカルを録り直しました。この曲のAメロは調性が無いに等しいほど部分転調だらけで、作った当初、歌うのはかなり骨が折れました。
ところで歌をピッチ通りに歌うコツ?は、私の場合、歌詞とメロディをしっかり覚える、に尽きます。この曲は春に作って、手直し等で聴き返しているので、そういう意味では脳内再生はしっかり出来ます。あとは、その通りに声を出すだけです。
いろんな曲を歌っていて面白いなと思うのは、この曲のように、調性が曖昧で半音とか1音とかの微妙な動きのあるメロディは、外さず歌わないと曲の良さが損なわれてしまうのですが、「夢」のように、ツーコードとかスリーコードでメロディがダイナミックに動く曲だと、多少外しても違和感なく聴けるという事です。
これは自曲に限った事ではありません。他人の曲を聴いていても感じる事です。まあ時々例外もあって、今パッと浮かんだアーティストだと、スティヴィー・ワンダー、フレディ・マーキュリー、デヴィッド・ボウイなど、転調だらけの複雑なメロディを、元メロ音程を見事に外しながら、それでも自然に聴こえるように歌いこなしています。
そう考えると、ピッチは合って当たり前、そこからどう外していくか、が歌の上手さという事になるのかな…。
葉っぱが色付いてきた今日この頃です。