手掛けた当初、トラックはリミックス程度に考えていましたが、結局ベースとギター (どちらも打込み音源)、イントロとコーダ、以外全てやり直す事になりました。最初作ったバージョンに比べてかなりハードに仕上がりました。最近はこういう、いわゆるJ – POPマナーな曲から遠ざかっていたので新鮮でした。
ところで、今どきのJ – POPっぽく作ろうとなると、メロディ及びコード展開にかなりの工夫を要します。いつからかJ – POPというのは世界一複雑なポップスになってしまった感があります。なので勿論、シンプルなロックンロールのバンドは一般的には全くヒットしなくなっています。どうしてこうなったのか分析してみると面白いテキストが書けそうです。
私のこの曲「宇宙を見つめていた頃」を作り終えて、今後はこういう複雑な展開の曲はもう演らないような気がします。若い人たちが作る曲で、このような曲想でもっと秀れたものがたくさんありそうだからです。まあ年寄りの私がこういう曲を歌うところに良さがあるのかもしれませんが。
近くの畑のミモザ。