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【2026年4月26日】プリンス没後10年に思う 〜 クエストラヴ特別寄稿を読んで

 
 
去る4月21日はプリンスの没後10年でした。Yahoo!ニュースでは、ローリング・ストーン誌に寄稿された、ドラマーのクエストラヴの記事が上がっていました。クエストラヴは、ザ・ルーツのドラマーであり、故・ディアンジェロの盟友であり、プリンスをリスペクトしていたミュージシャンの一人です。

 
 

その中で彼は「…ドラム・プログラマーとしてのプリンスはこの時期、別次元の領域にいた。」と記しています。私はそれを読んで眼からウロコが数枚剥がれました。

 
 

 

10代でデビュー以来、プリンスはマルチ・プレイヤーとして、あらゆる楽器を弾きこなしていました。その凄さに見落としがちになりますが、’80年代のプリンス・サウンドを語る上で最も重要な音は、何と言ってもリン・ドラム (当時最先端のドラム・マシン) の音色です。ある意味、この時期のプリンス・サウンドのシグネチャーと言える音です。

 
 

プリンスがリン・ドラムを積極的に使い始めたのは、アルバム「1999」(‘82年) からです。このアルバムからピッチを落としたようなドラム・サウンドとパーカッションが聴かれ、次作「パープルレイン」(‘84年) で、更にスネアの音を歪ませ、パーカッションにエフェクターを掛けています。

 
 

初めて「ホエン・ダヴズ・クライ」(「パープルレイン」収録) を聴いた時は、そのドラムの音に驚きヘビロテ化していました。大音量で鳴らすと歪み具合がとても気持ち良く聴こえます。当時は、これは最新型の、未来の音楽だ、と思ったものです。
数年後の「サイン・オブ・ザ・タイムス」(‘87年) では、プログラミングされたドラムのみをバックに歌っている曲も数曲あり、それらもヘビロテ化していました。

 
 

 

この時期のプリンスの圧倒的なサウンドを支えたリン・ドラムーーそんなところに目を付けるなど、さすがはクエストラブだなあと感心した次第です。
 

【2026年4月24日】「Almost Zero」トラックほぼ完成しました 〜 アボイドノートが鳴っています

この曲「Almost Zero」ではいわゆる「アボイドノート」が鳴っています。アボイドノートーー詳しく説明すると長くなるので端折りますが、音楽理論で言うところの「ある音に対して鳴らしてはいけない音」つまり不協和音の事です。
私のこの曲のアボイドノート、これは意図的ではなく偶然鳴らされていて、後から気付いたのですが、まあいいかなとそのまま活かしています。
 
 
理論というのは後付けなので、実際の話、鳴らしてはいけない音というのは存在しません。…というのが私の考えで、人によっては理論を絶対視している方もいらっしゃいます。どちらが正しいかというより、単に音楽に関しての見解の違いなのではないかと
 
 
実はJ – POPにもアボイドノートを上手く鳴らしている方がいます。それは米津玄師さんです。ポップな曲に上手く不協和音を鳴らして不穏な空気を演出しています。あの大ヒット曲「LEMON」でも、さりげなく鳴っています。才能のある方は違うなあと、聴くと感心します。