新曲「Kioku」(記憶)、あっさりとトラックが完成したのですが、どうも歌詞がうまく書けず、ひとまず寝かす事にしました。このまま陽の目を見ないパターンにはしたくありませんが…。
そして別の曲を作り始めています。サンプリングしたドラムのループに音を乗せていくというパターンで進めています。そのドラムのサンプリング音源は、レッド・ツェッペリン「プアー・トム」。解散後にリリースされたアルバム「コーダ」収録曲です。
この「プアー・トム」、ファンには周知されていますが「レッド・ツェッペリンⅢ」のアウト・テイク曲です。アウト・テイクとは言ってもクォリティは高く、何でこんないい曲ボツにしたんだろう?と不思議に思うレベルです。そんな曲です。
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ところでレッド・ツェッペリン。私の中高時代、ロック好き男子の間ではディープ・パープルに次ぐ人気のバンドでした。(ロック女子人気はもちろんクィーンが1番)
私が本格的?にレッド・ツェッペリンを聴き始めたのは大学生になってからです。その時は7枚目の「プレゼンス」がフェイバリットでした。それからつかず離れずで数年おきぐらいに聴いています。
面白いのは、歳を重ねるにつれてよく聴くアルバムが、「プレゼンス」→ 6枚目「フィジカル・グラフィティ」→ 5枚目「聖なる館」→ 「Ⅳ」ときて、今は「Ⅲ」という事実です。
レッド・ツェッペリンのアルバムを「Ⅰ」から「聖なる館」ぐらいまで通して聴くと、突然変異とも思える「Ⅲ」の、アナログだとB面のアコースティック曲が、実にスッキリとその音楽性の変化の流れの中に収まっているのが感じられます。
ジミー・ペイジは、同時代だとエリック・クラプトン等、いわゆるブルースに影響を受けたギタリストの一人ではありますが、クラプトンのように根っからブルースというのではなく、当為としてブルース・ロックを演っていたのではないかと、「Ⅲ」を聴き込んだお陰で今更ですが思います。
そんなジミー・ペイジの音楽性が大きく開花したのが「Ⅲ」です。実に味わい深い曲想及び演奏です。このアルバムでは更にロバート・プラントの喉の調子も良く、特にB面は極上の音楽が楽しめます。
ところで、私が若い頃聴き倒していた「プレゼンス」「フィジカル・グラフィティ」はどんなアルバムだったのでしょうか。
身も蓋もない言い方をすると、後期のツェッペリンは、ジミー・ペイジがジョン・ボーナムのドラムにフォーカスを合わせて、そのドラムを最大限に活かしたプロデュースを行ったアルバム、ではないかと。ドラミングは勿論、その録音も素晴らしいです。
今の時代も新旧ロック好きに聴かれているツェッペリン曲の多くは、ジョン・ボーナムのドラムにジミー・ペイジのギターリフが刺さる、そんな曲たちです。
話は「プアー・トム」に戻ります。この曲は「Ⅲ」のアコギ曲とは違って、曲はボンゾのドラム・グルーヴから始まります。ドラムのグルーヴにロバート・プラントのトーキング・スタイルのボーカルが入りジミー・ペイジのアコギが絡んでくる進行は、今聴いてもゾクゾクします。
ホント今更なんですが、このスタイルでアルバム1枚作ったら、どんなのが出来上がったのでしょうーー最早それは夢物語でしかありませんが。


