【2018年5月25日】音楽の世界にも10代のパワーが

 

 

先日のYahoo!ニュースから。私は全く知りませんでした。

 

 

 

音楽の世界も、将棋の世界同様に数十年にひとりレベルの才能のある人は、10代、もしくは幼い頃からその才能を開花させています。古くはモーツァルト、近年ではプリンス、矢野顕子、宇多田ヒカル…。
最近大ヒット中の「Lemon」を歌う米津玄師さんも、確か中学生の頃から歌を作り始めた人だったかと。

 

 

そしてこの崎山蒼志君は15歳。小6で歌を作り始めて以来、現在まで300曲程作っているそうです。曲を作るのが生き甲斐になっているのでしょう。
気になってYouTubeを見ましたが、確かに只者ではありませんでした。メロディも言葉もグルーヴも、良くも悪くも、作っているというよりもまるで呼吸をしているようです。

 

 
音楽の能力は、アスリートや受験生の能力と違って数字にはっきりと現れる訳ではありません。だからマスコミは往々にして、売上◯◯何枚とか◯歳デビュー等々、付加価値でその人を語ることになります。でも実際は、そんな付加価値はその人の音楽性を何にも語っていません。
音楽は、その音楽を心の底から感動した人でないと、その凄さは言葉に出来ません。マスコミの方々は感動してないのに語ろうとするから、つい付加価値の数字を持ち出してくるのでしょう。

 

 

崎山君のスタイルはギターの弾き語りとスリー・ピースのバンドです。弾き語りでティーネイジャーでといえば、数年前にブレイクした、イギリスのジェイク・バグさんのようですが、音楽性は全く違います。
しかし近年の、PCソフトの音が全盛の時代に、ギター一本とバンドでどこまで自分の世界を表現していくのか、実に興味深いです。(もしかすると、PCを使いはじめるかもしれませんが、それはそれで聴いてみたいです)

 

 

私のように、40代後半で歌を歌いはじめた人もいれば、10代前半で数百曲作っている人もいます。人生さまざまですね。
人生の早い時期に自分の生きる世界をみつけたことだけでも、しあわせの切符を手に入れたようなものです。崎山君の音楽を、そっと見守っていきたいと思います。