以前、犬を連れて時折り話しかけながら散歩をする人たちにインスパイアされて、「音楽を聴く犬」という曲を作りました。アルバムのタイトルにもなっています。
朝の散歩時によく見かける光景ですが、犬は当然、首輪+ロープ、で絶対に勝手に走り回らないようにされています。つまり、そこにはもはや「野生」はありません。
今朝の記事を読んで。タイトルにある「サルやイノシシが畑を荒らすようになった以外過ぎる理由とは…」ですが、養老孟司先生は、こう語っています。
…でも真相はおそらくイヌ、正確にはイヌの不在であろう。すべてのイヌを紐でつないで、自由には動けなくした。それでいちばん喜んだのは、サルであり、イノシシであり、シカだったらしい。日本にもはやオオカミはいない。
犬と野生動物の話は、「一方の秩序が、他方の無秩序を引き起こすということ」つまり人間及び人間社会の比喩として語られています。
この後、記事では「現代社会の根本的な問題」について言及していきます。やっぱり養老孟司先生の話は面白いです。