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【2023年7月31日】「シーシュポスの神話」(ひとまず) 完成!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*

数日前に歌詞が出来たばかりですが、早速歌入れ及びミックスダウンを行いました。

ひとまず、というのは、2番ヴァースから入るギターをこの後、いつも弾いて頂いているg君に頼もうかと考えているからです。まだ画竜点睛を欠いている状態です。

 

 

 

ところでこの曲の歌詞ですが、誤読はありえないぐらいに、都会のサラリーマンの出勤時をそのまま描いています。途中で電車が走る環境音まで差し込みました。

 

 

田舎のサラリーマンだった私は、年に数回、出張や研修等で都会に赴いていました。そこで時折体験したのが、超ギュウギュウ詰めの満員電車です。

初めて体験した時は、まさにカルチャー・ショックでした。駅に着いて、改札口を出てから、しばらく放心状態になり、心臓がバクバク鳴り、悲しくもないのに涙が出そうになりました。

もう数10年経ちますが、未だにその光景を憶えているくらいです。

 

 

 

そう言えばこの満員電車体験に限らず、私の書く歌詞の多くは、無意識にもサラリーマン時代の体験と考えたことが、色濃く反映されているように感じます。辛い体験が今になって全てプラスに翻っているようです。人生、ちゃんと辻褄が合うものです。

 

 

 

 

歌詞最終バージョンです。

 

 

【2023年7月30日】折坂悠太「心理」を聴きました

YouTubeをサーフィンしていると、それほど自分の好みじゃないけど音楽性が尋常じゃないので、もっと多くの人に聴かれてほしい、と感じるアーティストに出逢う事が、ごくたまにあります。

そんな時は大体このブログに上げて応援しています。思いつくまま上げると、君島大空、バウンディ、中村佳穂、小林私…(敬称略)。

バウンディと中村佳穂は、ブログに上げた1年後?2年後?ぐらいに無事ブレイクして、一般レベルにまで浸透しましたが (何と紅白歌合戦にも出ている!)、君島大空と小林私はまだマニアックな存在です。

 

 

実は上記のアーティストたちですが、私は数回聴いたきりで日常的に聴いている訳ではありません。中村佳穂さんなど、ブログに上げてから1度も聴いていません (ゴメンなさい…)。なのに何故応援したくなるかと言えば、ひと言で言えば、この先ずっと音楽活動を続けていって欲しいからです。

 

 

 

 

今の時代ほど、音楽がお金にならない時代はありません。サブスクやYouTube等、タダに近いリスニング環境が整っている現代では、逆に自分が提供する立場になったら、ごく普通に考えると、タダに近い収入しか得れないのは自明です。だって、リスナーはタダ同然で聴いてるので、単純に考えるとそこでお金は動きません。

 

 

それに加えて、機材の進化で、楽器の弾けない人や歌をちゃんと歌えない人でも、それなりに音楽が作れるようになっています。そして自分で発信まで出来ます。ミュージシャンの絶対数はとんでもなく増えている訳です。

 

 

 

 

何度も書いていますが、私自身はハナから音楽で稼ぐつもりはなく、生活は別の労働で、と考えています。なので、タダ同然で聴ける今の状況は只々嬉しいだけですが、困るのは、音楽で食っていこうと本気で考えている人たちではないかと思います。繰り返しますが、今の時代ほど、音楽が安定した「仕事」になりにくい時代はありません。

 

 

しかしミュージシャンの絶対数が増えている=煌めく才能がある人の絶対数も増えている、筈です。そして、才能のある人が経済的理由で音楽活動を諦めるという事態は、まさに由々しき事ではないかと。そう感じます。

 

 

これからの大手レコード会社やレコード・レーベルの仕事は、まさにここではないか、と。星の数ほどの数多のミュージシャンの中から才能ある人たちを見つけて、仕事を見つけて、ちゃんと経済的支援を行う、という行為です。

私が、君島大空、バウンディ、中村佳穂、小林私…らに感じたのは、まさにそういった「才能の援助」的な視点からです。

 

 

 

 

そして今回は、折坂悠太さんです。アルバム「心理」(‘21年) を聴きましたが、いや、凄いものです。YouTubeで全曲ヴィジュアル付きで配信されていて、これがホントに無料でいいの?という感じです。

この折坂悠太さん、今まで名前しか知りませんでした。中村佳穂さん同様に極めてナチュラルな音楽性なので、つまり私のリスナーとしての嗜好性と若干ズレているので、おそらくあまり聴かないとは思いますが、もっともっとたくさんの方々に聴かれて、末永く音楽活動を行って欲しいなあと、切に思います。

 

 

 

 

YouTubeから。