指名手配中の桐島聡容疑者らしき人物が、病院で名前を明かして逝ってしまったというニュースが流れました。この人の顔と名前は、私ぐらいの世代、いやもう少し下の世代?ぐらいまでは、知らない人はいないだろうと思われます。
子どもの頃、親と行った銭湯で、駅で、バス停で、落とし物を届けに行った交番で。至る所に指名手配のポスターが貼ってあったからです。
そのポスターの写真は、横分けのサラサラした長髪や、知的な眼鏡、白い歯がキラリと光る人懐っこそうな笑顔…等、とても企業爆破等の凶悪犯罪を犯した人には見えなかった事を記憶しています。
そして、当時は大人に見えたその人ですが、ニュースで享年70歳と知り、自分とたった10歳しか違わなかったんだ、と今更ながら驚いています。
このニュースに思うところが多い人は凄くたくさんいらっしゃるようで、ヤフコメ欄もいろんな意見が飛び交っていました。
私もいろいろと思うところがありました。その中で一つ、間違いなく言えるのは、人生は勝ちもなければ負けもない、という事です。その人の人生は、その人しか体験していません。側からみてどんなにハードな人生でも、あるいはどんなに恵まれた人生でも、それはイコール、不幸せや幸せ、ではないという事です。
桐島聡容疑者はどんな思いで50年間逃げ続けたのかは、本人が逝ってしまった以上、全て憶測でしかありません。彼の人生に少なからず興味を持った私は、只々、彼の人生に自分の人生を重ねて思いを巡らせるだけです。
