トラックとタイトルは数日前にほぼ出来上がって、それから少し寝かせておいた「火の匂い」、ようやく歌詞が書けました。「匂い」「野性」をテーマに、トラックとタイトルからイメージ膨らませていきました。今まで書いた事のないテーマなので取っ掛かりがなく、そんな事で寝かせておいたという訳です。

歌詞を書くきっかけになったのは、金沢地方では只今満開で咲き誇っている桜の香りからです。桜の匂い、今まではさほど気にしていませんでしたが、マスクを外して桜並木を歩くと、ところどころでとてもいい香りが漂います。

「匂い」と言うのは、目で見る以上に本能を刺激して、結構野性的なんじゃないか。そう考えて書き始めたところ、スラスラと筆 (タイピング) が進みました。早速次週、レコーディングを行いたいと考えています。

トラップは、’10年代にアメリカの音楽チャートを席巻したヒップホップのビートの一種。日本ではこの辺 (つまり、‘10年代頃) から大衆音楽チャートのガラパゴス化が急速化していますが、大きな要因の一つとして、このトラップのビートが一般的な日本人の洋楽リスナーに今ひとつ馴染まなかった事、が挙げられるのではないかと感じます。

私はちょうどこの頃から自分で音楽を作り始めています。当時は作るのが楽しくて楽しくてしょうがなく夢中になっていて、あまり同時期の音楽を聴いていませんでしたが、ある日気付くとシーンが大きく変わっていた、という印象です。という訳で、トラップも、あと同時期に流行っていたEDM (これも音楽ジャンルの名称です) も、ほぼスルーしています。

という訳で、今更ながらという感じですが、作ったメロディを聴いていたら「これはトラップにしてみよう」と思い立ちました。

とは言え、私にはトラップのビートメイクのスキルがなく、純粋なトラップではなく、トラップ風という感じです。どう出来上がるのか楽しみです。

コードを書き直しました。