先週諸用で近くのイオンモールに行ったら、TSUTAYAの特売コーナーでCDが1枚200円で売られていました。以前にも書いたけど、ブックオフでも100円コーナーが充実していて、こういうのを目の当たりにするとCD全盛期を知っている私などは、諸行無常というか、時代の流れを思いっきり感じてしまいます。
ブックオフと違ってレンタル落ちという事でメジャーなアーティストが殆どで、聴いた事のあるのが多くあまり食指が動かなかったのだけれど、その中から数枚購入してきました。
その中の一枚、テイトウワ「SUNNY」(‘11年) がやけに気に入って、このところ毎日聴いています。
テイトウワさんは私と同い年です。そして実は、私は彼がまだアマチュアの学生時代の頃から知っています。
今から訳40年程前、坂本龍一さんがパーソナリティのNHKFM番組「サウンドストリート」で、リスナーからのデモテープをかける「デモテープ特集」というのを定期的に行なっていたのですが、そこでかかったのが、テイトウワさんの「CRY」です。
私の記憶だと、この「CRY」の他にも、数曲かかっていた筈です。タイトルは憶えていませんが。
その「デモテープ特集」では、もう一人大好きな方がいました。岡元晴郎さんという方です。多分、この特集では1番人気が高かったのではないかと。坂本さんも絶賛していました。気になってYouTubeを検索したら、当時の曲が数曲上がっていました。マーブル・ウォーター」その他、どの曲も才気煥発で煌めいていて、やっぱり時代を超えた才能だったんだなあと、あらためて思いました。
この「SUNNY」、一聴して思い出したのが、まさに数10年前に聴いた「CRY」です。センスと遊び心一発でアルバム一枚作りました、という軽い感じが良いです。才能豊かな人が自由に作った、そんな贅沢感満載です。
あと思ったのは、メタファイブ。高橋幸宏さんを筆頭にセンスのいいアーティストたちが集った、いわゆるスーパーバンドでしたが、このバンドの音楽性にも、かなりの部分で彼のセンスが反映されているなあと、「SUNNY」を聴いて今になって気付きました。こちらもちゃんと聴いてみようかなと。
そして今更ですが、他のアルバムも順番に聴いています。世の中、まだまだ自分の知らないところにいい音楽が転がっているなあと。