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【2025年3月20日】レゲエ・レーベル「イージー・スター・レコーズ」30周年に思う

定期的に届く、Bandcamp (音源ダウンロード販売のプラットフォーム) からのニュース。さっき届いたのは、ニューヨークのレゲエ・レーベル、イージー・スター・レコーズ30周年のニュースです。

最早レゲエはポップ・ミュージックのストライクゾーンから外れて久しいのですが、こうやって良質な音源を供給するレーベルがしっかりと活動しているニュースを目にして、何かしらの安堵感を覚えました。久しぶりにこのレーベルの音を聴きながらビールを呑んで、実にいい気分です。

 

 

このイージー・スター・レコーズ、何と言っても有名?なのは、ロックの名盤をレゲエに解釈/再構築した一連のシリーズです。このレーベルのアーティスト、オールスター・キャストで制作されています。

最近もグラム・ロックの名盤「ジギー・スターダスト」をカバーした「ジギー・スターダブ」を、’23年にリリースしていました。これは知りませんでした。

 

 

私が好きなのは、初期の2枚、ピンク・フロイド「ダークサイド・オブ・ザ・ムーン」→「ダブサイド・オブ・ザ・ムーン」(‘03年)、レディオヘッド「OKコンピューター」→「レディオドレッド」(‘06年) です。こうして文字にすると単なるイロモノというかパロディっぽい音のように思えるかもしれませんが、そんな事はありません。クォリティはとんでもないレベルです。

「狂気」「OKコンピューター」それぞれ好きな方は、是非一度でも耳にしてみて欲しいです。

 

 

 

 

 

【2025年3月19日】ローファイ・ヒップホップ聴いています

「ふきのとう〜」を作っている最中に時々聴いていたのが、ローファイ・ヒップホップ。このジャンルとはどういう音楽であるかはいろんなWEBサイトで紹介されているので、ここでの説明は省きます。

一般的にはBGMとして聴かれているローファイ・ヒップホップですが、私はどうしても流し聴き出来ず、いつも耳を傾けてじっくり聴き入ってしまいます。

 

 

このローファイ・ヒップホップ、主にYouTubeの専用チャンネルで聴いていますが、このジャンルでの贔屓のアーティストや曲などを探したいと思い、数年前にコンピレーションCDまで購入しています。

 

 

 

↑ 有名なYouTubeチャンネル「lofi hip hop radio」↓ コンピレーションCD「Chillhop Radio」。

 

 

このチャンネルでローファイ・ヒップホップが好きになり、このCDで、XanderやYasperなど、ここ日本では全く知られていない素敵なクリエイターを見つける事が出来ました。

匿名性の高いジャンルですが、じっくりと何度も何度も聴けば、そこにはしっかりと個性が浮き上がってきます。YouTubeチャンネルの膨大な情報の海でウロウロするのも楽しいですが、情報をグッと絞り込んでリピートして深く聴くのも、また楽しい行為です。 (この場合、CDを聴くという行為のことです)

 

 

ところでふと思ったのは、匿名性が高い・人の声が入っていないジャンル故にAIに作らせるのも容易に出来るのではないか?という事です。早速「ローファイ・ヒップホップ AI」でYouTube検索をしたところ、やっぱり幾つも上がってきました。

ところが再生数はどれも全く伸びていません。聴いてみて、すぐに納得しました。前述のYouTubeチャンネルやCDのクォリティとは比べものになりません。AIはメロディを作れるようになりましたが、こういう繊細な音作りに関してはまだまだだなあと。