「Change your life」と並行して作っている「Free」。トラックはまだ6割ですが、「Change〜」歌入れの際に、こちらの仮歌を入れてみました。

いつもならば歌はトラックが8割がた出来てからですが、この曲も「Change〜」同様、チャレンジ曲？なので、今のところまだゴール・イメージがはっきりしていません。それならば、はっきりしている歌から録ってしまおう、そう考えた訳です。

それでささっと仮歌を入れたのですが、入れてみてあらためてその歌入りトラックを聴いて思ったのは、足りない音よりも余計な音が多すぎるのではないかということです。

昔の「テクノ歌謡」を意識して、意図的にピコピコした音を鳴らしたのですが、どうもそれが耳につくというか、歌の邪魔をしている感じです。

それで、今現在は、音を削る作業を行なっています。

思い起こせば数十年前。私が好んで聴いていた歌モノのテクノの、OMDやジョン・フォックス、ガビ・デルガド等は、どれも音数が少なく必要最小限の音響でした。

やっぱ、こうでないとな〜と、YouTubeで聴きつつ感じています。

以前、実家に帰った際に聴いていた、歌モノテクノのレコード。←ジョン・フォックス、↑ミカド、↓OMD。

この稿を書いていて、以前歌モノテクノについて書こうと思って画像を撮っておいたのを思い出しました。

ジャケットからして、スッキリとしています。

ミックスダウンまで終わり、いつもならばこれで一応完成なのですが、この曲に関しては、しばらくしてから再度見直しを行います。

この曲に限らず最近作った曲はどれもそうなのですが、速く作れるようになった反面、熟考の時間が少ない為に今ひとつ客観視 (聴) 出来ていないので、後から聴き返すとアラが目立つ事が多いというのがその理由です。

この曲は記念すべきはじめての本格的なラップ曲になったので、まだまだ稚拙ながらも自分的には達成感が大きいです。ラップといっても、前作「Wonderful  days」を踏襲して、歌いつつラップするというスタイルを心掛けたのですが、それはひとえに歌詞の世界観からです。

ほんとにストレートな言葉なら、普通のラップの方が伝わり度が高く、逆に抽象度が高い歌詞なら、しっかりとメロディに乗せた方がいいかという気がします。

私のこの曲の言葉はストレートなことを表現しているのですが、それでは伝わらないと思い、抽象度もそれなりに高くしました。なので、歌いつつラップをするというスタイルでやってみた訳です。

まだまだ試行錯誤の途中ですが、新しいことにチャレンジするのは、ストレスも大きいですが楽しみも大きいです。いい経験をさせていただきました。

この曲のインスピレーションの元、大森靖子さんのアルバム「PINK」。

サウンドも歌詞も、全然似ていませんが。