猫の次は犬、という訳ではありませんが、作りかけの「音楽を聴く犬」に再び取り掛かりました。実はこの曲、懸念すべき点がありました。リズム及びメロディが軽やかでオシャレ過ぎて、内省的な歌詞とのギャップが大きい、といったところです。
そこでサビの、♫人と話すのが 苦手な僕は〜 を残して、他のパートのメロディを全て書き換えてみました。
悪戦苦闘すること数時間。なんとか書き直したメロディは、前のメロディよりもかなり憂いと陰影があり、ひとまず満足しました。とは言え、今度のも聴きようによってはかなりオシャレではあります。まあサビメロ自体がそんな雰囲気なので、サビに合わせて書くと、そうなります。これはしょうがないかなと。
ところで、そのオシャレな雰囲気というのは、メロディが乗っかるコードがメジャー・セブンス〜セブンス主体だからです。メジャー・セブンスを多用すると何故オシャレな雰囲気になるのか?は、書くと長くなるので端折ります。
今回のこの曲は特にコード進行に凝っています。転調 (や部分転調) をそれとなく頻繁に行いちょっとした違和感を演出したり、分数コードを多用したり、同じメロディラインを全く違うコード進行で鳴らしたり…。
頭の中で、スティーヴィー・ワンダー、カーティス・メイフィールド、山下達郎、の、幾つかの内省的な楽曲を鳴らし、イメージを膨らませながら作っていきました。苦しくも、楽しい作業でした。
次はトラックメイクと、歌詞の若干の書き換えを行っていこうと考えています。