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【2023年8月31日】「音楽を聴く犬」メロディを一部書き換えました 〜 凝ったコード進行で

猫の次は犬、という訳ではありませんが、作りかけの「音楽を聴く犬」に再び取り掛かりました。実はこの曲、懸念すべき点がありました。リズム及びメロディが軽やかでオシャレ過ぎて、内省的な歌詞とのギャップが大きい、といったところです。

そこでサビの、♫人と話すのが 苦手な僕は〜 を残して、他のパートのメロディを全て書き換えてみました。

 

 

悪戦苦闘すること数時間。なんとか書き直したメロディは、前のメロディよりもかなり憂いと陰影があり、ひとまず満足しました。とは言え、今度のも聴きようによってはかなりオシャレではあります。まあサビメロ自体がそんな雰囲気なので、サビに合わせて書くと、そうなります。これはしょうがないかなと。

 

 

 

ところで、そのオシャレな雰囲気というのは、メロディが乗っかるコードがメジャー・セブンス〜セブンス主体だからです。メジャー・セブンスを多用すると何故オシャレな雰囲気になるのか?は、書くと長くなるので端折ります。

 

 

今回のこの曲は特にコード進行に凝っています。転調 (や部分転調) をそれとなく頻繁に行いちょっとした違和感を演出したり、分数コードを多用したり、同じメロディラインを全く違うコード進行で鳴らしたり…。

頭の中で、スティーヴィー・ワンダー、カーティス・メイフィールド、山下達郎、の、幾つかの内省的な楽曲を鳴らし、イメージを膨らませながら作っていきました。苦しくも、楽しい作業でした。

 

 

次はトラックメイクと、歌詞の若干の書き換えを行っていこうと考えています。

 

 

 

 

 

【2023年8月29日】「失語症の猫たち」2度目の完成!\\\\٩( ‘ω’ )و ////

新しいメロディと歌詞を一部追加して、キーとテンポを変えて、音も加えたニュー・バージョンが、試行錯誤の末にようやく完成しました。完成とは言え、現時点でのエンジニアリングのバージョンです。音質はもう少し向上の余地があると感じています。

 

 

この「失語症の猫たち」のニュー・バージョンですが、同じく最近リマスターを行った「メモリーズ」「光陰」とは、音質的には目指すところは正反対です。

「メモリーズ」「光陰」は、シンセサイザー音源が主体のデジタルなビートのテクノ・チューンでしたが、「失語症の猫たち」は、弦楽器主体のワルツです。アナログなノリと音質感をいかに表現出来るか、大きなポイントでもありました。

 

 

結局AIミキシングと手作業のブレンドで完成させましたが、アナログ的な質感の音質やグルーヴは、AIによるミキシングの効果が大きいのではと感じます。愛着が湧いたので、ニュートロン、オゾンの両AIに名前を付けようかなと考えています。名前を付けたら、もっと愛着が湧くかなと (笑)。

 

 

音質以外でも、まだまだ伸びしろのある曲だと、上がった曲を聴きながら思います。そのうちまたリメイクするかもしれません。