昨日は一日中、ああでもないこうでもないとトライ・アンド・エラーの繰返しで、「季節」がようやく形になりました。結局、キックやハイハット 、ピアノの音色といった、ごく基本的なところから全てやり直しました。
いつもながら、生音を含むミキシングはホントに難しいです。お陰でフジロック閲覧は夜のみに。
一番苦心したのは、サビのアレンジ。録ったテイクを普通に鳴らしても、今一つ納得出来る音が鳴りません。
何度も何度も繰返し聴いて、ようやくその理由が分かりました。サビの一拍目に、ピアノ・ギター、そして歌メロのアクセントが揃い踏みしているので、ロックンロールのグルーヴ感が希薄になっているからです。
いろいろと試行錯誤の結果、片方のギターのフレーズを鳴らす位置をずらしました。音楽用語で言うところのシンコペーションです。これにより、一拍目にピアノのコードが鳴り、裏拍の2拍目に、ギターが鳴る、というふうにしました。これで何とかグルーヴ感が出ました。まあ応急処置のようなものなので、もしかしたらまたg君にお願いするかもしれません。
一通り終わって気づいたら7時を過ぎていました。ビールを呑みながら、フジロック・チャンネルで、数十年前好きだったアメリカのバンド、ダイナソーJr. のライブを閲覧しました。2曲目?3曲目?に、特に好きだったアルバム「グリーン・マインド」のオープニング「ザ・ワゴン」を演りました。
聴きながら酔いもまわった事もあって、この20数年間は夢だったんじゃないかと思えてきました。それ程、ダイナソーの音は当時と全く変わってなく聴こえ、同じく変わっていない私の心に響きました。