いつもなら、仕事がある日もそうでない日も午前中は創作の時間なのですが、先日、大容量のプラグインを島村楽器で購入、そのままインストールの為PCごと預けている為、今日はPCが不在です。
久しぶりにギターやベースでも弾こうかと思ったのですが、気が変わって「今年よく聴いた音楽」について書いてみる事にしました。こういう大きなテーマの文章は、数時間、まとまった時間が必要です。年末なので、ちょうどいいかなと。
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そういう訳で、数枚のアルバムを選び、発売順に並べてみました。
柴田聡子「Your Favorite Things」(2月)
ビリー・アイリッシュ「HIT ME HARD AND SOFT」(5月)
コーネリアス「Ethereal Essence」(6月)
トロイ・モア「Hole Erth」(9月)




本年度、2024年リリースされたアルバムで私のヘビロテだったと言えるのは、何とたったの4枚。ここ数年で前頭葉の老化が著しい気がします…。(前頭葉が衰えると、新しいモノゴトが受け付けなくなってくるらしい)
この中でも特によく聴いたのは、ビリー・アイリッシュ「HIT ME HARD AND SOFT」。当ブログでもこのように書いていました。
…リリースされたばかりで、まだアルバムの評価も定まっていないかと思いますが、このアルバムについては是非、ちゃんと良さを言語化出来る人の評論を読んでみたいです。適切なテキストは、作品をより深く楽しむ手助けとなります。
あれから半年以上経ちましたが、やっぱり良いです。思うに、エキセントリックさではなく、「ごく普通」な感じが良いのではないかと、今聴いていて感じます。
柴田聡子「Your Favorite Things」は、リリースは2月ですが、ちゃんと聴いたのは秋になってからです。この路線 (HipHop、ネオソウル) は本人の資質にマッチしていて、とても気持ちよく聴けます。私の趣味にもピッタリです。
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以下、旧譜でよく聴いたアルバムです。順番は、先程とは逆で、新しい順です。
宇多田ヒカル「BADモード」(‘22年)
中村佳穂「AINOU」(‘18年)
デヴィッド・ボウイ「★」(‘16年)
オーヴァル「DON’T CARE WHO KNOWS THAT」(‘10年)




あと、耳の調子が良くなかった、冬〜春によく聴いたアルバム。
高橋征司「N41°」(‘12年)
坂本龍一「out of noise」(‘09年)
エイフェックス・ツイン「Selected Ambient Works Volume II」(‘94年)
ザ・ビーチ・ボーイズ「PET SOUNDS」(‘66年)
ブライアン・イーノ 諸作品





高橋征司「N 41°」は自然音を取り入れたエレクトロニカ。坂本龍一「out of noise」は、自然音を取り入れたアンビエント。どちらもヘッドフォンで音量を絞って聴いていました。エレクトロニカやアンビエントが好きな方なら絶対にハマる二枚です。
エイフェックス・ツインとブライアン・イーノは、純然たる?アンビエント・ミュージックの巨匠。アンビエント初心者はこの両者から入るのをオススメします。面白いのは、エイフェックス・ツインの方は涅槃からの音・あの世の音、に聴こえ、イーノは、今のこの世の音、に聴こえるところ。他意はありません。どちらも素晴らしいです。
ザ・ビーチ・ボーイズ「ペット・サウンズ」。数年おきに思い出したように定期的に聴き返しているアルバムです。耳の調子が良くない時に、何となく「エッヂが立ってないし、これなら聴けそう」と思って聴いたのがきっかけで、またハマりました。聴くたびに新たな発見があります。
今回は「小音量で聴いても、大音量と全く変わらない感動を得られる」という、単純な発見でした。(私は基本的に、ロックは大音量で聴くので)
近年は、適切な評論よりも評価ばかりが先立ちしている感がするこのアルバム、そのうち、どこが良いのかを私なりにちゃんと言語化してみようと思います。
こうして並べてみて気付きましたが、アメリカのチャート同様、私のよく聴いたアルバムもギター・ロックはありませんでした…。
来年は今年以上にたくさんのいい音楽に出逢えますように。