音楽全般」カテゴリーアーカイブ

【2025年10月23日】久しぶりに面白い音楽動画見つけました

偶然入ってきたショパン・コンクールについての動画です。41分の長尺、しかもカメラに向かって語っているだけ、の動画でしたが、引き込まれて一気に観てしまいました。
クラシックに関しては全くの門外漢の私ですが、いろいろと感じるところがありました。この方の他の動画も観てみようかなと。
 
 


 

【2025年4月14日】「一本の線」元ネタについて 〜 菊地雅章「ガンボ」あれこれ

新曲「一本の線」、実はコード進行に元ネタがあります。日本人のジャズ・ミュージシャン、菊地雅章さんの’81年リリース・アルバム「ススト」収録の「ガンボ」です。

 

 

「ススト」、私は高校生当時、NHK FM「クロスオーバー・イレブン」で数曲聴いてすっかりトリコになりレコードを購入しています。私が所有している唯一のジャズのレコードです。今ではジャズの名盤として世界的に周知されているみたいです。これには納得です。

 

 

このアルバム、当時はジャズ/フュージョンというより、私はトーキング・ヘッズ「リメイン・イン・ライト」と並べて聴いていました。つまり、ブラックではない、泥臭くないファンク・ミュージックだと認識していたという訳です。不思議なジャケットと相まって、私には近未来の音楽に聴こえたものです。

 

 

 

「ガンボ」は、「ススト」の3曲目です。アルバムは全4曲。長尺曲ばかりで、「ガンボ」も10分以上ありますが、グルーヴに身を任せて聴くと全然長く感じません。

変拍子のレゲエのリズムに絡みつくように4つのコードが循環します。その循環するコードが切なくメロウで、アルバム全4曲中、最も聴きやすい曲となっています。

 

 

4つのコードは「E♭m」「E♭」「G♯m」「D♭7」です。ダイアトニック的には決して自然な進行ではありません。スケールで言うと、マイナー→メジャー…と行ったり来たりの実に不安定な進行です。ところがこれが自然で美しく響くから不思議です。

 

 

 

「一本の線」を作りながら、そんな当時の事を思い出しました。結局「ガンボ」の一部をサンプリングして使用する事にしました。いつも以上に丁寧に作らねば…。