曲をいじっているうちに新しく歌詞が出来たり、サビの繰り返しが増えたりで、ちょっと長くなりました。元々長い曲でしたが、更に長くなり、6分を超えました。
まあ長いと言っても6分です。クラシックやジャズの長さに比べれば大した長さではありませんが、ポップスだと長い方になります。
そして、バックの音が少しだけ増えました。入るべき音を、一つ見つける事が出来たという感じです。ほんの少しですが前進出来ました。今夜はぐっすり眠れそうです。
中学生の頃、FMのエアチェック(カセットテープに録音) が、クラスの男子の間で流行りました。というか、全国的に流行っていたんだと思われます。何故なら、その頃FM雑誌というのが、私の記憶では3種類、書店で平積みされていたからです。FMレコパル、FMファン、もう一つは忘れました。
そのFM雑誌に、番組にどんな曲がかかるのか、そして曲の長さ (時間) まで載っていました。エアチェックに対応する為にです。
当時私は、何故だか演奏時間の長い曲が気になっていて、FM雑誌で調べて、演奏時間の長い曲は大体チェックしていました。長い=作るのが大変=手間を掛けたのでいい曲に仕上がっている、力作だ!、と単純に思っていたからかもしれません。
ピンク・フロイドやEL&P、キング・クリムゾンなどの、イギリスのプログレッシヴ・ロックを知ったのもこの時期で、そんな理由でです。あと、プログレ好きの友人と話をするためでもありました。
長い曲 (歌) というのは、長いなりの理由があると考えました。
以下、当時の長い曲の基本的なパターン。(考えたのは今ですが)
①「歌いたい事 (言葉) がたくさん溢れてくるから、歌詞が長くなる (さだまさし、ボブ・ディランなど)」
②「歌いたい事 (伝えたい事) をオーディエンスに誤解なくちゃんと伝えたいから、歌以外のインストゥルメンタル箇所が増える (プログレッシヴ・ロックなど)」
③「繰り返すフレーズが気持ち良いから、同じフレーズを何度も繰り返す (レッド・ツェッペリンやファンク・ミュージックなど)」
といったところでしょうか。
その他、アドリブで長くなったり。ハード・ロックによくありましたが、大体退屈でした。
最近だと、音楽はかなり自由に制作されるようになり、当たり前に長い曲が多く歌われています。
さて、私の曲はどのパターンに当てはまるのでしょうか。
画像は、ほとんどが10分以上の長尺曲ばかりだった、アフロ・ビートの祖、フェラ・クティ。曲が長くなればなる程、白人と黒人のタイム感の違いが顕になりますね。本性が出るというか。