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【2017年8月31日】今日もレコーディング その⑩ 〜 曲が長くなりました

曲をいじっているうちに新しく歌詞が出来たり、サビの繰り返しが増えたりで、ちょっと長くなりました。元々長い曲でしたが、更に長くなり、6分を超えました。
まあ長いと言っても6分です。クラシックやジャズの長さに比べれば大した長さではありませんが、ポップスだと長い方になります。
そして、バックの音が少しだけ増えました。入るべき音を、一つ見つける事が出来たという感じです。ほんの少しですが前進出来ました。今夜はぐっすり眠れそうです。

 

 

中学生の頃、FMのエアチェック(カセットテープに録音) が、クラスの男子の間で流行りました。というか、全国的に流行っていたんだと思われます。何故なら、その頃FM雑誌というのが、私の記憶では3種類、書店で平積みされていたからです。FMレコパル、FMファン、もう一つは忘れました。
そのFM雑誌に、番組にどんな曲がかかるのか、そして曲の長さ (時間) まで載っていました。エアチェックに対応する為にです。

 

当時私は、何故だか演奏時間の長い曲が気になっていて、FM雑誌で調べて、演奏時間の長い曲は大体チェックしていました。長い=作るのが大変=手間を掛けたのでいい曲に仕上がっている、力作だ!、と単純に思っていたからかもしれません。
ピンク・フロイドやEL&P、キング・クリムゾンなどの、イギリスのプログレッシヴ・ロックを知ったのもこの時期で、そんな理由でです。あと、プログレ好きの友人と話をするためでもありました。

 

 

長い曲 (歌) というのは、長いなりの理由があると考えました。
以下、当時の長い曲の基本的なパターン。(考えたのは今ですが)

 

①「歌いたい事 (言葉) がたくさん溢れてくるから、歌詞が長くなる (さだまさし、ボブ・ディランなど)」
②「歌いたい事 (伝えたい事) をオーディエンスに誤解なくちゃんと伝えたいから、歌以外のインストゥルメンタル箇所が増える (プログレッシヴ・ロックなど)」
③「繰り返すフレーズが気持ち良いから、同じフレーズを何度も繰り返す (レッド・ツェッペリンやファンク・ミュージックなど)」
といったところでしょうか。
その他、アドリブで長くなったり。ハード・ロックによくありましたが、大体退屈でした。

 

最近だと、音楽はかなり自由に制作されるようになり、当たり前に長い曲が多く歌われています。
さて、私の曲はどのパターンに当てはまるのでしょうか。

 

 

画像は、ほとんどが10分以上の長尺曲ばかりだった、アフロ・ビートの祖、フェラ・クティ。曲が長くなればなる程、白人と黒人のタイム感の違いが顕になりますね。本性が出るというか。

【2017年8月30日】嵐からの隠れ場所 〜 8月31日の子どもの自殺について

今朝の朝日新聞デジタルのトップ・ニュースに、こんな記事がありました。

 

 

夏休み後の登校、無理しないで 自殺防止へ団体呼びかけ

 

夏休み明けに増える子どもの自殺を防ごうと、不登校支援などに取り組む団体が居場所を開放したり、子どもや保護者からの相談を受け付けたりしている。25日には5団体が合同で緊急メッセージを発表。「つらい時、支えてくれる味方はここにいる」と呼びかける。

 

 

この記事には「日付別の18歳以下自殺者数」グラフが載っていました。これは、1972年から2013年までの、18歳以下の自殺者数を、日別で表したグラフです。
8月31日の棒が、他の日々の2倍以上とダントツで伸びていて、夏休み最後に儀式のように行われるようですらあります。

 
このような記事を目にしていつも思い出すのは、中学卒業後に専門学校に行き、若くして自ら命を絶った、同級生のSさんの事です。
小学生時代、同じクラスになった時に知り合った女の子で、活発ですが感情の起伏が大きい子で、今思うと、とても繊細だったんですね。

 

その子がどういった経緯で命を絶つに至ったかは今でも分かりません。今でもハッキリ憶えているのは、高校生の時のある日、親がその話をした時、何気なく「ちょっと変わった子やったからね〜」と言った時、とても嫌〜な気分になった事です。親はほんとに何気なく言ったのでしょうが。
そんなふうに周りが見とったからやろ!と、歳も歳だったせいで、どこにもぶつける事が出来ないような感情がフツフツと湧き上がりました。

 

人には、その人が住むべき居場所が必要です。物理的な居場所も当然ですが、心の置きどころという意味です。
私は何とかシェルターを確保出来ましたが、崖っぷちに立っている子どもたちには、只々「あなたの居るべき場所が必ずあるから」と思うのみです。

 

 

 
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「シェルター・フロム・ザ・ストーム (嵐からの隠れ場所)」

 

もうひとつの世で
血を吐く苦労でくらしていたとき
黒さは良いことであり
道はどろんこだった
わたしが荒野から
形のない生物から逃れてくると
「おはいり」と彼女がいった
「あんたに嵐からの隠れ場所をあげるから」                     歌 : ボブ・ディラン 訳 : 菅野ヘッケル