【2018年9月19日】新曲「死について思うこと」の歌詞を書いています

以前「死について」という曲を書いたのですが、マイナー・キーの、いかにもという感じの悲しげなメロディが今ひとつ納得出来ずに、結局没にしました。だけども歌詞は気に入っていたので、そのうちリメイクしたいと思っていました。

歌詞は以前何かの機会に上げたことがあると記憶していますが、いつだったかは忘れてしまいました。

 

 

私が気に入っているくだりは、サビのこの部分です。

 

 

産まれた時を覚えているかい?

君の知らない大きな力の中で

息を殺して目を瞑って

君の胸の鼓動に耳澄ます

 

産まれた時は憶えてないだろ?

息が止まってしまう時もまた多分分からない

ここは仮の宿だと思えば

あなたといることがとっても愛おしい

 

 

 

生命というのは、基本的にその生物にとって最適に循環されるものだと、私は思っています。決して無理な方向へは行かずに、自然に産まれて自然に子孫を残して、自然に死んでいくものだと。

ごく自然に産まれてきたならば、死ぬ時もごく自然に死ねるのでは。そんな思いで書いた歌です。

 

 

執着するから苦しむのでは?溺れそうになったら、流れに逆らってもがき苦しむよりも、流れに任せた方が楽に気を失えるのでは?今の医学は、自然に逆らう方向へと進んでいる気がします。

まあ実際、自分が死に直面したら、どう思い、どんな行動を取るか分かりませんが。執着しまくっていたりして(笑)。

 

 

数日前に出来た曲が、ソフトの打ちこみ作業をしながら睡魔に襲われるような、淡々とした地味な曲だったのですが、その時ふと「この歌詞を乗せるのはこの曲だ」と思いました。「死」は本来、淡々としたものではないかと。早速歌詞を添削しています。サビは上記の歌詞をそのまま使います。

 

 

タイトルは「死について」から「死について思うこと」に変えました。先日のyahoo!ニュースの樹木希林さんの記事からつけました。かなり長い曲になりそうです。