【2019年11月7日】「オールディーズ」、トラック出来ました!・:*+.\(( °ω° ))/.:+ 〜 プリンス&ザ・レヴォリューション「アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ」を聴き返して

この間から制作中の「オールディーズ」、ようやく何とかトラックが出来ました。このトラックで工夫をした点は、それぞれの楽器音の、中音域を上げて、音が団子状に聴こえるようにしたところでしょうか。あと、リバーブ (エコー) も、多めに入れています。つまり昔のポップスのようにです。

 

 

最近の曲は、少ない音数で、それぞれの楽器音の分離をよくして録っていました。ベース音は重低音域を強調させたり、シンセ音は高音域を強調したり。

今回逆の工夫をしてみたのは、単純に曲想に合っているからと、自分の今のスキルだとこういう昔風の音で鳴らすとどんな風に聴こえるんだろうか、と思ったからです。

 

 

 

そう考えて作っていて、もう一工夫しようと思いついたのは、数日前に上げた、プリンス&ザ・レヴォリューション「アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ」の音作りです。

このアルバムは、曲もいい意味で変なのですが、音質やミックスもすごく変わっています。

 

 

LPレコードだとA面、1曲目のタイトル・トラックから3曲目「コンディション・オブ・ザ・ハート」まで、ベースのないサウンドが続きます。

4曲目「ラズベリー・ベレー」でようやくベースが入るのですが、この音も申し訳程度という感じで、ほぼ埋もれています。5曲目「タンバリン」は、またベース抜き。

それによって、ブラック・ミュージックのファンキーなノリ、味わいよりも、浮遊感のある開放的でポップな音世界が、このアルバムのA面では堪能出来ます。

 

 

ファンキーな6曲目、7曲目を聴けば分かりますが、プリンスさんは無茶苦茶上手くてセンスの良いベース・プレーヤーです。自分の楽曲から芯がしっかりしたベースを抜いたら、ふわふわとポップに聴こえるんじゃないかと単純に思ったのでは。(←勝手な想像です)

ともあれそのアイディアにリスペクトです。

 

 

 

そこで私もベースを抜いてみました、だと上手く話がつながるのですが、抜いて鳴らしてみたところ、残念ながら、単に不完全な楽曲としてしか聴こえませんでした。

それでも、団子状のトラックの、ドラム音のみ抜けを良くするところは参考にさせて頂きました。ベース・ラインは演り直しました。先人の知恵を踏まえて前に進むのは大事なことです。

 

 

 

 

シングル「ラズベリー・ベレー」のPVから。

当時のMTV番組の常連PVでした。観ていて懐かしさが込み上げてきました。