【2017年8月8日】大自然を思う

先日お隣のかほく市で、最高気温が39度に達しました。石川県内での観測史上、最高気温の記録だったそうです。

 

ここ数年「異常気象」という言葉を耳にしますが、私にはこの言葉、どうも人間の傲りが入っているようであまり好きではありません。あと「想定外」とか。
どちらも、大自然を人間側が人間の考えた数値でもって規定している感がするからです。
そもそも自然とは無秩序なものです。「正常」がないところに「異常」はなく、「想定」は、誠勝手な人間側の都合でしかありません。

 

大自然は、大昔から人間の考える範疇を常に超えてきました。そして昔は、日照りが続くと祈祷師が雨乞いを行なったり、危ない所には恐ろしげな地名をつけて寄り付かないようにしたり、常に「逆らわずに」お付き合いをしてきた筈です。

 

そして今朝の台風。北陸の人は、多分大丈夫だとタカを括っています。地震も他の地方に比べて少なく、冬の降雪も災害がないくらいにめっきり減っています。
何かあった時にいつもこのブログに書いている気がしますが、何も起こらない状態が当たり前だと思わずに、何か起きた時こそ、「自然災害は当たり前な自然現象」と思い、冷静に行動したいものです。