「ツチニカエル」は、私が曲を作り始めてから間もなく作った、最初期の楽曲です。今まで2回、レコーディングしています。
自分では気に入ってる曲で、アルバムに入れたかったのですが、当時は曲想に歌とトラックのスキルが全然追いついてなく、つまり難易度が大変に高かった為、泣く泣く?お蔵入りしていました。
そろそろ出来るのではないかなと思い、「ネット」その他数曲がひと段落したのを機会に、早速演り始めました。
この曲の、メロディもコードも展開せずにリフだけで聴かせるサウンドと、生と死を歌った黄昏れた世界観の歌詞は、最近の私が好んで作る楽曲の原型のようです。
歌詞は、元々ある雑誌で読んだ、ある方のエッセイ (両方とも名前忘れました) を下敷きに書きました。その言葉を、ラップ調の動かないメロディに乗せました。作った当時はこういうラップ調の歌は全く歌えず、今聴くと実にぎこちなく聴こえます。まあ今もぎこちないんですが (笑)、それ以上という事で。
タイトル「ツチニカエル」ですが、「土に還る」と、漢字と平仮名表記にすると、ちょっと重い印象があり、ポップな曲なので、ポップなカタカタにしました。
今朝、一気に進めてみて、途中のトラックを聴き直しているんですが、ようやく何とかモノになりそうです。
これが歌詞です。歌入れ楽しみです。
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ツチニカエル
雑草は頃合いを見て葉っぱを落とし
冬を迎える前に根っこだけ残して
※土に還るよ 土に還るよ
その様子を草の気持ちを想像しながら
見つめてるとどんな風に暮らしていくのがいいか
何となく分かる気がしてくる
何となく分かる気がしてくるんだ
※ 4回くりかえし
赤や黄色や緑や紫や青や
色とりどり暮れてく秋の公園
季節の終わりを完璧に奏でる
銀杏並木の黄金色や
※ 4回くりかえし
何度かアップしている、秋の夕暮れ画像。