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【2022年5月26日】AI通訳アプリと初音ミクについてあれこれ

 

 

 

いつ頃からかは知らないけど、PCだと、海外のニュースはボタン一つで外国語が日本語に翻訳されて、他国の記事でも日本語で普通に読めるようになっています。全部の記事がそうとは分かりかねますが、私の読む記事は、そうなっています。これは勿論AIが翻訳しています。

 

 

それを知ってからしばらくは興味本位で海外のいろんなニュースを読んでいましたが、その文章のあまりの読みづらさから、最近はご無沙汰しています。

 

 

 

昔から、いわゆる「翻訳文」という言われ方をする文章がありました。半ば軽蔑的な意味合いです。現代の、AIの翻訳文は、まさに絵に描いたような翻訳文です。それは「意味」のみを変換しようとする目的のみで訳された文章です。

AIによる翻訳文を読むといつも反面教師として、文章 (言葉) というのは意味を伝えるだけのメディウムじゃあないんだなあと、つくづく感じます。

 

 

逆に、意味が分からなくても「分かってしまう」言葉も存在します。言うまでもなく、それは「歌」です。(だから歌は偉いのだ、というつもりではありません)

 

 

 

けれどAIの翻訳文には、不自然な翻訳文なりの面白さがあるのではないかと、最近思ったりします。ポップスでも、初音ミク等のボーカロイドは、まさにAIが翻訳した歌のようです。ボカロは、リアルで大声で歌いたいけど歌えない人の翻訳装置ではないかと。私はイマイチその面白さが分からなかったのですが、それこそ身に染みてというレベルで分かる方々が、熱狂して聴いている訳です。

 

 

今は翻訳AIの過渡期ではないかと。もう少ししたら、見事なまでにヒトが書いたような文章で翻訳されるのでは、そんな気もします。そうなったら逆に面白くないような気もします (笑)。初音ミクも、あの不自然な発声だからこそリアルに感じるのと同様に。

 

 

 

 

 

【2022年5月25日】「海岸にて」再度リミックスしています

アルバム作りを視野に入れて、新曲を作りながら過去曲のブラッシュアップも図っています。今日は「海岸にて」を手掛けています。

この曲は、以前に何気なく効果音を入れてリミックスしたところ、出来栄えが格段に上がったので、それに味をしめて?更にリミックスを施そうと考えました。

 

 

というのは、当初は完全に歌モノとして制作していたのですが、効果音を入れる事でチル系な楽曲に様変わりしたので、どうせなら更にチル・ウェイヴ系に振ってみよう、そう思ったからです。

 

 

チル系の音は、とにかく気持ち良く聴こえるというのが大前提ではないかと、私は常々思っています。聴いていて心地よく眠くなるぐらいがいいのではないかと。

それで、効果音系を充実させようと、今度は自然音ではなく、スクラッチ・ノイズを最初から最後まで鳴らしたり、いろんなエレクトロニカ音響をサンプリングして、あちこちで使ってみました。この辺は、あまり凝り過ぎると目立ってしまうので、隠し味としてです。

 

 

一気に作ってしまうのではなく、少し手を加えては聴き返して・寝かせて、また手を加える…。そんなふうにして完成させたいと思っています。