【2018年12月6日】最近購入したアルバムから 〜 ムーム、ヒップホップのオムニバス、槇原敬之

ここ1ヶ月以内で購入したアルバムから、よかったのを3枚ピックアップしてみました。いずれも10年以上前にリリースされています。

 

 

 

◎ムーム「イエスタデイ・ワズ・ドラマティックートゥデイ・イズ・OK」(‘00年)

 

 

ムームはアイスランドのエレクトロニカ・ユニット。その情報だけで既にクォリティは保障されています。前にも書きましたが、アイスランド人の音楽は本当に深くていいのが多いです。タワレコやリサイクル・ショップに行ってアイスランドのクレジットがあったら、メタル以外は大体購入しています。(CDはネットで購入し始めると破産しそうなので、必ずリアルショップで買います)

これは日本のインディレーベル、P–VINEからの ’12年再発版。ライナーノーツがとても詳しく丁寧でした。

元気なうちに、ジャマイカかアイスランド、どちらかに行ってみたいなあと思っていますが、多分無理でしょう。。

 

 

◎オムニバス盤「メロウ・ビーツ、ライムス & ヴィジョンズ」(‘07年)

 

 

私はメロウなヒップホップが大好きで、こういったオムニバスにはすぐにとびついてしまいます。「イン・ヤ・メロウ・トーン」という、このアルバムと同じくメロウなヒップホップばかり集めたオムニバスのシリーズがあるのですが、こちらも数枚聴いています。外れの曲も多いのですが。。そういえば、ユーロビート全盛時に「ザッツ・ユーロビート」というシリーズがありましたね。関係ありませんが。

 

で、このアルバムは、ジャズ・テイストが魅力です。決して聴きやすくはありません。ジャズもこうやってヒップホップとして切り取った音を聴くととても魅力的な音楽だと、普段ジャズを聴かない私でもよく分かります。そのうちハマるかもしれません。

 

 

◎槇原敬之「Cicada」(‘99年)

 

 

リサイクル・ショップで購入。昔から聴いていたアルバムです。

手もとになくて、自曲「死について思うこと」に、セミ (Cicada) を登場させて以来、このアルバムが頭から離れず、そのうちまた聴こうと思っていました。このジャケットとタイトルが気になって仕方がありませんでした。

 

 

音とアレンジが緻密で完璧です。槇原さんのアルバムは、「世界にひとつだけの花」が入っているアルバム「エクスプローラー」と、J–ポップのカバー集「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」(1と2) の3枚しか聴いたことはありませんでしたが、このアルバムは、そのどれよりも緻密で完成度が高いです。

 

 

売れるポップスは大体が時代の音やリズムをそれなりに咀嚼しているものですが、このアルバムは、時代と無縁なところでポップ・ミュージックを追求している、そんな趣きを感じました。1999年という時代が全く感じられない音と言葉です。スティービィー・ワンダーやブライアン・ウィルソン (二人ともアメリカの天才アーティスト) を連想しました。他のアルバムも聴いてみようかと、今更ながら思いました。

 

 

 

最後に。3枚ともジャケットがすばらしいです。こういうステキなヴィジュアルに出逢えるので、私は配信よりも断然CDです!