【2019年2月7日】人がどう感じようが、一番届けたいのは新しい曲

島村楽器さんのイベント「録れコン」にエントリーする曲を選びました。「君を待ってる」「続いていく世界」「ユメヒトヨ」の3曲です。Cubaseで夏から作ってきた曲を聴き直して、この3曲に決定しました。何のことはない、結果的には新しい曲3曲です。

 

 

出来不出来はともかく、曲を作っているミュージシャンなら誰しも、最新作が一番人に届けたい曲ではないかと、選曲していて思いました。同じようなことを昔、矢野顕子さんかユーミンのどちらかが、ラジオで言ってた気がします。(二人とも言いそうな気がします)

 

 

 

例によって昔話ですが、学生時代に聴いていたパンク〜ニュー・ウェイヴの (私の好きな) ミュージシャンたちは、誰かれ問わず、一枚として似たようなアルバムは作っていませんでした。だから、音楽として・ムーヴメントとして成熟する事なく終わり、エンターテイメントとして成功しなかったのだと思います。

 

 

時代は変わっていくし、人の細胞も日々更新され続けています。音楽が、単なるエンターテイメントではなく、人によっては生命活動の維持装置として行われている場合、細胞同様、音楽性も変わっていくのが当然だと感じます。一芸を成熟させる事と、意味合いが違います。

 

 

 

とは言っても、私も好きなアーティストの新譜を聴いてガッカリする事が多々ありました。「コイツは終わった」などと、勝手に終わらせてみたり (笑)。

そしてそんな事は、自分で曲を作り出してから全く思わなくなりました。みんなそれぞれ一生懸命やっている結果なんだと。「今」、これを作りたいから作ってるんだと。

 

 

だから、昔一度二度聴いて聴かなくなったアルバムも、今になってそれなりに聴けるようになったのだと思います。聴き返したいアルバムは、山ほどあります。(実際、少しずつ聴き返しています)

 

 

 

 

自分内で勝手に終わらせていた代表のような、’80年代後半〜’90年代中頃のデヴィッド・ボウイさんのアルバムたち。今聴くと、実に味わい深いものを感じます。私が彼の変化についていけなかっただけでした。