曲自体は既にあるので進行具合が速く、もう少しで完成のところまできています。
それでさっき、曲のヤマ場に、ドラムンベース的なドラムを入れてみました。
ドラムンベースとは、レゲエやヒップホップから派生したビートの一種です。クラブ・ミュージックとして流行ってから、かれこれ20年は経つんじゃないかと。レゲエのビートをどんどん細かく切り刻んでいったようなリズムです。
今でも演られていて、曲のアクセントや、私のこの曲のようにヤマ場でリズムを一新するのに使われたりしています。
このドラムンベース、一聴してすごく高速度のBPMに聴こえますが、実はそんなことはありません。多くの曲の基本のビートは70〜90の間です。つまり、遅い。
これはここ数年のトラップ (ヒップホップの一種) もそうで、速くはなくて、ビートが細かく刻み、密度が濃い、そんな音楽です。
この種の音楽は、聴きようによってはメロディアスにゆったりと聴こえ、また踊る際には、細かく刻んだビートに身体が反応するので、部屋でくつろいでも聴けるし、フロアで踊ることも出来る。こう書いていて、今時のブラック・ミュージックの主流になっているのが何故なのかよく分かりました。実に柔軟なリズムだなと。
それで、素朴で淡々と進むリズムの「ツチニカエル」に高速ドラムを入れたら、そのパートだけ生き生きと聴こえました。
メリハリがついていいんじゃないかなと、作っていて面白く感じましたが、私以外の人には、どんな風に聴こえるんでしょうか?
ドラムンベースの動画を見てたら、人力でこのビートを叩いているのがありました。上手すぎです。
KJ Sawka のライヴ映像から。