【2019年11月11日】ホームレスと天皇陛下 〜 ボブ・ディラン「ライク・ア・ローリング・ストーン」を聴き返す

このブログを始めて間もない頃、ボブ・ディランさんの「ライク・ア・ローリング・ストーン」を取り上げて論じました。

 

 

歌詞考「ライク・ア・ローリング・ストーン/ボブ・ディラン」(←クリックで読めます)

 

 

 

今回、再度取り上げたいと思います。

 

 

 

この曲は、一人の育ちのいい女の子 (Miss Lonely=訳すと孤独ムスメ 笑) がどんどん落ちぶれていき、最後には無一文になってしまうという物語を歌っています。語り部であるディランさんは最後にこう言います。

 

 

「もう何にも持ってないんだから、失うものも何にもないよ」

「君は今、透明だよ。隠す秘密も何にもないし」

 

 

このフレーズについて私はその記事で、「… 『何にもない事は、何て素晴らしい事なんだろう!』と歌っているように、私には聴こえます。」と書いています。もちろん、逆に捉えた人もいると思います。

 

 

上記の最終章のフレーズの後、サビのあのフレーズ「♬ How dose it feel?」(どんな気分だい?) が歌われる訳です。

 

 

 

 

それで思うのですが、少なからずこの曲 (の歌詞) が心に刺さった方は、実際どんな風に感じたんでしょう?

 

 

このフレーズをプラスの気分に感じたあなたや私は、立派な?ホームレスになる資格があります (笑)。(あくまで概念論です)

 

 

 

 

 

 

本日のこのyahoo!ニュース記事のホームレスさんのインタビューを読んで、「ライク・ア・ローリング・ストーン」と、あと、何故か先日の「祝賀御列(しゅくがおんれつ)の儀」を思いました。

華やかなパレードの数キロ圏内に、この記事のような生活を送っている人々がいるんですね。

 

 

私には、ホームレスさんが悲惨には感じず、皇室の方々が裕福でしあわせにも感じられません。

ただ、人生それぞれだなあと思うだけです。それぞれの人生に、いいことも訪れれば、悪いことも訪れます。