【2021年3月7日】「うっせぇわ」を聴く 〜 クセになるサビメロにやられました

 

 

 

このところ、キッチリと出来すぎたキレイな楽曲ばかりが大ヒットしているj -POPシーンで、こういう歌がヒットするとは!という感じです。

「こういう歌」とはどういう歌かと言えば、説明よりもとにかく聴いていただいたら分かります。サビのフレーズは、一度聴いたら良くも悪くも耳にこびりつきます。

 

 

記事のタイトルは「社会への怒りぶつける歌詞に共感」だし、コメントも歌詞に言及するのが多いのですが、私はちょっと違うかなと。私の場合、単純に、サビの「♫うっせーうっせー うっせぇわー」の、オクターブが上下するメロディを歌う声に、耳を掴まれた、そんな感じです。

小さい子どもが口ずさむというのも、とてもよく分かります。

 

 

歌っているのは高校生のAdoさん。作詞作曲はsyudouさん。Adoさんはいわゆる「歌い手」さんです。

「Ado」はもちろん芸名。素顔を見せず、MVもアニメです。つまり、フィクションの閉じた世界。

けれども歌はインターネットを経由して、皆んなに共有されて、皆んなが歌い出す。フィクショナルだからこそ、今どきの歌としてリアルに刺さってるんじゃないか、そう思います。

 

 

こういういわゆるレベル・ソング (反抗の歌) は、昔は自分で作って自分で歌う (叫ぶ) というのが定番だったのですが、この曲は (若いけど) ベテランのボカロPが作詞作曲及び制作した、テクニカルに練られたプロのサウンドです。

そしてAdoさんの歌も無茶苦茶上手く、叫びながらもちゃんと音楽的にコントロールされています。そんなところも今の時代のレベル・ソングっぽいのではないかと思うのですが。

まあこれはオジサンの感想で、若い子が聴くと、どうなんでしょうか。

 

 

 

 

 

「うっせぇわ」で動画検索をすると。。

こんなにたくさん歌っていらっしゃる方々が。それぞれの「うっせぇわ」がリアルに響きます。