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【2020年10月27日】本日聴いた最近の音源から 〜 フリート・フォクシーズ「ショア」、スカイラー・シェルセット「バック・イン・ヘヴン」、ゴッチ「ジ・エイジ」

本日久しぶりに作っている新曲の合間に、コーヒーを飲みながら聴いた音源、最近のを3つ。今どきの音楽に疎い私でも、最近のも捨てたもんじゃないなーと感じた曲たちです。

 

 

 

 

フリート・フォクシーズ「ショア」

 

 

 

 

フォーク・ロックっぽい穏やかなサウンドを鳴らす、アメリカのバンド、フリート・フォクシーズの最新作「ショア」。美しい大自然のバックと曲間に自然音などを配したこのMVは、何と1時間の長さ。心地よいBGM & BGVにもなります。音と映像に「アフター・コロナ」の意思を感じました。

 

 

 

 

スカイラー・シェルセット「バック・イン・ヘヴン」

 

 

 

 

そのフリート・フォクシーズのギタリスト、スカイラー・シェルセットのソロ・アルバムも、つい最近リリースされていました。バンドキャンプで試聴。基本的に、バンドの世界観と共通する穏やかな音楽ですが、細部がかなり凝っています。

 

 

聴きながらいくつかのWEBサイトでこの人の記事を読んでたら、この方、日本のシティ・ポップに精通しているとのこと。このアルバムの音の凝り具合に納得しました。

 

 

 

 

ゴッチ「ジ・エイジ」

 

 

 

 

ゴッチは日本のギター・ロック・バンド、アジアン・カン-フー・ジェネレーションのフロントマン。ソロでも活動しています。たしか小説も書いてたような。多才な人です。

フィーチャリングに、BASI,Dhira Bongs & Keishi Tanaka、とクレジットがあるコラボ曲。数日前にMVが上がったばかりです。一昔前のソウルとヒップホップ・テイスト溢れるノリで、すっかりハマり、3回続けて閲覧しました。

 

 

実は私はアジカンはちゃんと聴いてなく、それは音楽性云々ではなく、自分の中でギター・ロック離れが著しかったゼロ年代に登場したバンドだからではないかと。タイミングが悪かったなあと。バンプもそう。

でもゴッチのソロは、こうして聴くと面白く聴けます。アルバムも聴きたくなりました。

 

 

【2020年10月26日】「ア・ロング・バケイション」発売40周年盤に思う

 

 

 

最近、ベテラン及び昔のミュージシャンをネタにした記事を多く書いています。それというのも、Yahoo!ニュースで話題が多く上がっているからなのですが、そもそも、私がベテラン・ミュージシャンの話題に食い付く (閲覧する) から、AIがそれをみて?、更にそのようなニュースを送りつけてくる?訳です (笑)。

それで、今回もそんなニュースを読んで。

 

 

 

‘81年にリリースされた、大瀧詠一さんのアルバム「ア・ロング・バケイション」の40周年盤が、来年2021年3月21日にリリースされます。

このアルバム、当時の流行り音楽好きのほとんどの人々が聴いていたアルバムではなかったかと記憶しています。今で言うと、ヨネケンの新作アルバムのような。でも私やプログレ好きの友人は、意地で?聴いていませんでした (笑)。ブリティッシュ・ロックを聴いてる人は、日本のシティ・ポップスは聴いたらダメ (笑)。そんな時代だったのです。

 

 

私が本当の意味でこのアルバムに出会ったのは、大学生になってからです。貸しレコード屋のレンタル落ちのセールで、激安価格だったので「そう言えばこのアルバム、高校の頃、皆んな聴いていたなあ」と、何気に購入して針を落として一曲目。リハーサルの音合わせから、ドラムのカウントが入り、一斉に楽器音が響いた瞬間から、その音世界に引き込まれました。

その一曲目は、「君は天然色」。この一曲だけでも、アルバムを聴く価値があります。(もちろん、他の曲もいい曲ばかり)

 

 

 

時は流れて数十年。この数年、’70後半〜’80年代の日本のシティ・ポップが世界の音楽好きの間で話題になる、そんな時代になっています。

このアルバム、当時は、山下達郎さんや角松敏生さん、大貫妙子さんや大橋純子さん…、その他の皆さんと一緒くたに「シティ・ポップス」の範疇で聴かれていた気がしますが、「ア・ロング・バケイション」、今聴くと全然異質に聴こえます。もっと野暮ったくて、ストレートで、洗練していながらも、ゴツゴツした音です。

 

 

つまり、ロックなんですね。山下達郎さんもそうですが、当時、こういう音はロックと呼ばれなかったんですが、今聴くと完全にロックのアルバムです。クールな熱さがみなぎっています。

 

 

 

数年前のビートルズのリマスター盤リリースの時も思ったんですが、こういうアルバムって、いい音で聴いても、受けるエモーションにさほど差がないように思うんですが。でも本当のファンは、やっぱりいい音で聴きたいんだろうなあ。。