【2017年12月29日】二人のガン闘病のニュースに思う

 

 

 

ヒップホップのユニット「ET―KING」のいときんさんがステージに立ったニュースを読んで、何だかすごく元気が出ました。
私はファンどころか「ET―KING」の音楽は聴いたこともなかったのですが、この人のガン闘病の件は、yahoo!ニュースで上がっていると必ず読んでいます。ステージに立てたというのは、月並みな言葉ではありますが、本人にとってもファンにとってもすばらしい事だと思います。

 

 

同じくラッパーのECDさんも、ステージ4のガンの闘病中です。この方は「日本語ラップの先駆者」「日本最高齢のラッパー」とリスペクトされている方です。とはいっても、まだ57歳。ヴィレッジ・ヴァンガードで何気なく立ち読みした本が面白く、そのまま購入、後追いで音も聴きだしたラッパーです。
この方はニュースに上がるほどメジャーな方ではないので、時々ネットで情報を得ています。今は何とか落ち着いて、音楽活動をされているようです。

 

 

どうしてこの二人のガン闘病のニュースで、自分もがんばらねば!と思ってしまうでしょうか。
私はガン宣告された事もなく、死に直面した事もないのですが、もしそうなったらどんな行動をとるのか、自分の事ながら興味深く思います。
このお二方は、ステージ4のガン宣告されながらも音楽活動を行う事を選んでいます。それが自分の生きる力になるのでしょう。心の底から本当に音楽活動をやりたいんだな、そう思います。だから、ファンの方々や私などが心を動かされるのではないかと。

 

 

知人や家族、好きな芸能人やアーティストの病気に際して、最近は、単純に一喜一憂するのではなく、大事なのは自分自身がそうなったらどうするかと考える契機にする事だと、思うようにしています。だって既に人ごとではない年齢に突入していますから。

 

 

 

 

 

 

これがその購入したECDの本「何にもしないで生きていらんねぇ」(2011年)。

オムニバスのエッセイ集で、少年期〜青年期の回想話が多く、世代の近い私には身ににつまされる話が多い。聴いてきた音楽も、かなり被っています。音楽にしがみついて生きてきた先輩の話のよう。