【2020年3月2日】前回の続き 〜 表現が現実に役立つ時とは

 

 

今朝のニュースから。

 

 

 

前回は「デビルマン」を上げましたが、何と実際にそんな事が起こっているみたいです。たしか、福島原発事故の際も、こういう事が起こっていました。

 

 

「デビルマン」で、悪魔狩りで熱狂していた群衆も、医療従事者へのイジメを行う人々も、普段は普通に生活を営んでいる方々、つまり、私たちです。もしかしたら私も、無意識のうちにそのような行為をしているかもしれません。誰もが被害者にもなりえて、加害者にもなりうるのです。だから、怖いなあと感じるのです。

 

 

 

人は昔から、想像力でもって不測の事態を考えてきました。もしも…が起こったら、ヒトはどんなふうに考えるんだろうか?もしも…になったら、ヒトはどんな行動をとるんだろうか?…。

 

 

 

昔書かれた小説「ペスト」が売れているそうです。「ペスト」は、ノーベル賞作家であるアルベルト・カミュが書いた小説で、1947年に出版されています。

 

 

物語は、フランスの植民地であるアルジェリアのオラン市をペストが襲い、苦境の中、団結する民衆たちを描き、無慈悲な運命と人間との関係性が問題提起される。

 

ーーウィキペディアより

 

 

まさにいまの状況とマッチしているので、読む方が多いのではないかと思います。

私は「デビルマン」で、不測の事態が起きた時のヒトの怖さを学習?しました。なので、今回あちこちで起こっている騒動に対して、冷めた目で見ることが出来ます。

 

 

 

いずれにしても、こういう表現に真剣に接していると、実際現実に同じようなことが起きたときに、心がちゃんと普通に反応するのではないかと。どうやって接したらいいのか、いろんな表現が、自分なりに考える指針になっているからです。

古今東西の芸術家たちの存在意義は、このような時にも発揮されるんだなあと思います。