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【2024年1月2日】◉大地震を体験しました

1日の夕方4時過ぎ、身内3人で昼間からお酒を呑んでゆっくりお正月を過ごしていたところ、急に激しい横揺れの地震がきました。今まで体験した事のない揺れ方でした。スマホは激しく鳴り出し、TVは緊急の放送に切り替わりました。

 

 

TVではしきりに津波情報を発信していました。私の実家は海まで歩いて行ける距離に建っています。近隣の海岸に到達する津波は、最初の情報だと3mでした。これは危ないと、急いで近隣の避難場所である陸橋へと向かいました。(後から知ったのですが、私の実家は海抜10m以上以上ありました)

 

 

その陸橋には、既に大勢の人々や車が集まっていました。皆スマホで、地震情報や近しい人への安否の連絡等行なっています。もちろん私もです。

そのうち、確かな情報として、この地ーー富山県滑川市の海岸に到達する津波は、どうやら80㎝だという事が分かりました。更に、その80㎝の津波はどうやら隣の富山市に到達、滑川市は大丈夫という事も分かりました。

 

 

そうこうしていて、海の方を見ると、真っ白い波の太い列?が、その富山市の海岸に押し寄せていく様子が、肉眼でもはっきり見えました。近くにいた人々もそれを見て「あれって津波じゃない?」と言っています。そう、多分、津波だったのでしょう。リアルの津波を見たのは、もちろん初めてです。

 

 

スマホで津波が到達した旨を知って、避難している人々は次第に帰宅していきました。私たちも同様に帰宅しました。

それからも、余震が続いています。

 

 

さいわいにして被害のなかった私でさえ、この数十分で寿命が数年縮んだ思いがしました。実際に被災された方々の心労は計り知れないものがあるのではないかと。

被災者の方々に、一日でも早く、平凡で平和な日常生活が戻りますように。

 

 

 

 

津波が去ったあと、厚い雲の切れ目から、きれいな夕日があらわれました。はっと我にかえってスマホのシャッターを切りました。

この景色は一生忘れないと思います。

 

 

【2023年12月30日】カラー・タイマーが点滅、もしくは夏休みもあと10日… 〜 来年度の目標について

前回のブログに「60歳からの人生の再スタート云々…」と書きましたが、実際のところ、60歳というのは、体感的にはどんなものなのでしょうか。もちろん人ぞれぞれで、健康で日々充実して働いていて、そんな事考えた事もないという方も多いのではないかと思います。

 

 

 

私が数年前から思っている「60歳」というのは、こんな感じです。

小学生の頃。夏休みがあと10日 (つまり、8月20日過ぎ) で終わり、宿題を全くやってない事に気付いた時の心境。

自分がウルトラマン (初代の) で、怪獣と戦っている時に、いきなり胸のカラー・タイマーが鳴り出した時の心境。

 

 

夏休みは約40日。2倍にすると80日。あと10日の夏休みを同じく2倍にすると、あと20日。「日」を「年」に換えると、仮に80年の人生なら、60歳は、まさしくあと10日しかない夏休み、です。

ウルトラマンの地上での寿命は3分間。カラー・タイマーが鳴り出すのが、例えば30秒前だとします。(カラー・タイマーはエネルギー切れのサインなので、鳴り出す時間は決まってないそうです)

これを仮に人生75年として換算すると、カラー・タイマーが鳴り出すのは、62歳です。

 

 

日々慌ただしく生活していると、このままずっとこんな時間が続くのかなあと錯覚してしまいがちになりますが、そう、まさしく錯覚なのです。還暦は、あと10日の夏休み、もしくはカラー・タイマーが鳴り出す一歩手前のウルトラマン、なのです。

しかも実際のところ、75歳や80歳まで元気で居られない可能性も大いにあります。

 

 

 

まあこんなくだらない事を考えるのは私一人かもしれませんが、こうやって数字を突きつけられると、あともうちょっとだ、もうひとがんばりしよう!と思ってしまいます。

夏休みの宿題を猛ラッシュで行う小学生のように、怪獣を倒す為に必殺技を繰り出すウルトラマンのようにがんばるのを、全然具体的ではありませんが、来年度の目標にしたいです。

 

 

 

 

幼い頃ウルトラマンを見ながらいつも思ったのは、出てきた瞬間にスペシウム光線を出せばいいのに、です。でも今は違います。あれは一種の火事場の馬鹿力で、カラー・タイマーが点滅するまで一生懸命に戦わないと出せないんだ、と、今は勝手に思っています。

私も、ウルトラマンのスペシウム光線的な必殺曲?が生み出せるように、日々精進したいものです。