せっかく歌を入れたので、ミックスダウンを行いました。この曲は自曲には珍しく、音数が多く、曲構成は古典的です。ボーカルは数パートに分けて録っています。パートによって声色も変えたりしていて、ボーカル録りが出来ない時間にエコー処理や定位等をしっかり決めておいた方が、効率的かなと思ったからです。
それでいろいろと試行錯誤したところ、ようやく人様に聴いて頂けるレベルになりました。音がたくさん重なっているところは、イコライザー調整や定位を振ったりで、音が多いながらも言葉が聞き取れるように苦心しました。
この曲はヨーロッパの古典ミュージカルからインスパイアされたので、意識してヨーロッパのポップスをベースに作っています。リズムもワルツです。
ところが私の最近の楽曲は、まずリズムをサンプリングして作って、そこにコード及びメロディを循環させて、鼻歌を乗っけて…、という具合です。ブラック・ミュージック的で、ブレイクビーツ的です。
なので、久しぶりに音を積み上げて展開していく曲を作ってみて、その大変さにちょっとした新鮮な驚きを感じました。
こういう構築的な曲を作る機会はもしかしたらもうないかもしれないので、この曲は行き詰まっても最後までやり遂げようと思います。
「エリザベート」画像ネタ切れの為、最近の散歩途中に撮った画像。穏やかな秋の夕暮れ時です。