【2017年10月8日】MTRが戻ってきました!〜 包丁人味平の「味平カレー」の事

約1ヶ月ぶりで、修理に出したMTR (レコーダー) が、ようやく 戻ってきました。
久しぶりに、レコーディングしていて途中になっている曲「昔、むかし…」を聴いてみたら、とても新鮮に聴こえました。そして、いろいろと手直しが必要な箇所も見えてきました。
しばらく聴かずに寝かせておくと、曲や演奏・ミックスなど、良いところも悪いところも客観的に判断出来ます。

 

 

ところで話は大きく変わりまして、子供の頃。少年ジャンプに「包丁人味平」というマンガが連載されていました。その中のシリーズで、カレー戦争というのがあったのを、今でも憶えています。

 

主人公は、本格派のインド屋のカレーに対抗して「味平カレー」というのを生み出します。このカレーは、醤油をベースにしているのですが、どうやってもカレーのルーと上手く味が収まりません。ところが、何かのきっかけで昨日の残りのカレーを口にしたところ、上手く溶けあってとても美味しく仕上がっていました。
それを食べた登場人物の一人が、「カレーが仲直りしている!(だったかな?)」と叫んでいました。(笑)

 

そんなシーンだったと思います。
大人になっても結構強烈に憶えていて、今でも、時々行く定食 (うどん) 屋でカレーをたのみます。そこの定食屋はうどん出汁のカレーで、味平カレーもきっとこんな味がしたんだろうなあと思ったりしています。

 

 

で、何が言いたかったかというと、「時間を味方につける」という事が、何においてもとても重要であるという事です。
曲でもカレーでも、今、混沌としていても、そのうちちゃんと上手く出来ていきます。これを、焦って完成を急いだところで、出来ないものは出来ないのです。
「ローマは一日にして成らず」です。
ついついそういう事を忘れがちになり、先を急いでしまいますが、何事もマイ・ペースで行っていきたいものです。

 

 


超スローペース、マイペースで創作活動を行う、R&Bアーティスト、ディアンジェロ。
1st.アルバム「ブラウン・シュガー」(1995年)、2nd.「ヴードゥー」(2000年)、3rd.「ブラック・メサイア」(2014年) と、どんどんインターバルが長くなっています。
前に、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインについてのブログにも書きましたが、英米アーティストたちの、作品制作に妥協しない姿勢には、頭が下がります。
ディアンジェロですが、作品は着実に進化しています。