【2018年1月1日】「SLAM DUNK」読みました

 

 

本日元旦から営業していた某カレー屋チェーン店に、久しぶりに夜ごはんにカレーをと思い立って入ったところ、目に付いたマンガがこの「スラム・ダンク」。言うまでもなく、かつて「少年ジャンプ」に掲載されていたバスケマンガの名作です。

 

 

実は連載時は、他に派手なバトル物の連載マンガ (ドラゴンボール」「幽☆遊☆白書」など) と同様に、いわゆるバトルものとして読んだ記憶がありました。「ジャンプ」の一番売れていた時期です。
10数年ぶりに何気なく手にとって読み始めたら止まらなくなり、カレーを食べ終わった後も読み続けて、とりあえずラストは読んどこうと思い、途中10数巻程とばして最後の3冊を読んだのですが、これがまた、10数巻前よりも更にビックリする程面白くなっていて、正直こんなに面白いマンガだと、当時読んでいて思いませんでした。どうしてなのでしょうか (笑)。

 

 

少年ジャンプの基本方針というかキーワードというのがあります。「友情」「努力」「勝利」です。これは結構有名なフレーズで、私もいろんなところで聞いたことや目にしたことがあります。
いつ頃からか、そんな少年ジャンプの世界観に馴染めなくなってしまったのですが、それは多分、私が「少年」でなくなったからなのでしょう。

 

 

ところで、このスラムダンク。確かに「友情」「努力」「勝利」全てを含んだ、ジャンプの超王道なのですが、途中から段々と「『友情』『努力』『勝利』の果てには何があるのか」、つまり、「成長」が大きなテーマになってきています。バトルのインフレと化していった他の人気連載マンガと、明らかに一線を画しています。(それはそれで面白かったんですが)

 

 

そういう意味でこのマンガは、現代のビルドゥングスロマンとして、後々ずっと読み継がれたらいいなあと思います。
深くなっていく内容と呼応するように、画力や画面の構成力など、作者までも、マンガの登場人物と一緒にどんどん成長している様子も、感じることが出来て、それもある意味読みどころです。

 

 

お正月からいい出会いがあり、縁起がいいです〜。