【2018年2月2日】「面白いからやる」に勝るものなし 〜 藤井四段の将棋に思う

昨日遅く、将棋の世界の順位戦というリーグ戦で、藤井四段が勝利し、中学生では初となる五段への昇段を決めました。リーグ戦は50人参加のC級2組で、昇級はわずか3枠。最終戦を残して全勝での昇段です。

 

 

私がyahoo!ニュースで将棋の記事ばかり拾う為、yahoo!ニュース「あなたへのおすすめ」欄には、よく将棋の記事が上がってきます。最近の藤井四段 (今日から五段?) は、佐藤名人に勝ったり、羽生竜王との対戦が決まったり、今回の五段昇級や棋戦優勝が史上最年少との期待をされたりで、またブームが再燃しつつあります。

 

 

yahoo!ニュースには一般の方々のコメントが載っています。藤井四段に関しては、9割9分肯定的なコメントばかりなのですが、ごく稀にですが否定的なコメントも上がっています。
その中でもたまに見かけるのは、「せっかくの天才的頭脳を将棋ごときのゲームに使って勿体無い。もっと世の中に役立つこと(学問など)に使えないものか」的なものです。

 

 

私が思うに、それは結果論であって、藤井四段がもし将棋に出会わなかったら、脳みそもフル回転してなくて、普通にすごく頭の良い、将来は東大に入れるかもしれない中学生、で終わっていた可能性の方が大きいのではないかと思います。
将棋というゲームに出会って、その魅力に取り憑かれて、起きている間中将棋のことを考えて、負ければその場で号泣して (実話)、それでもやり続けたからこそ、今があるのではないでしょうか。まあそれも想像でしかありませんが。

 

 

将棋を指さない私でも、盤を挟んで一生懸命に考え抜く二人の棋士の姿は、とても魅力的に映ります。その姿が配信されるだけでも、充分世のため、人のためになっているのではと思います。
そしてそれは、世の中の人々はみんなそれぞれ大なり小なり「自分の好きなこと・得意なことに熱中することの楽しさ・喜び・そして苦しみ」を知っているからこそ、勝利の感動や敗北の悔しさや、その過程の心の動きなどを共有出来るんだと。そう思います。

 

 

 

 

 

 

 

勝利の直後のニコ生。祝福の嵐です。