【2018年6月20日】メロディが動くと感情が動く

このところ頻繁に知人のクリエイターKさんから音源がラインで送られてきます。どれもスケッチ程度のものですが、人の音源を聴かせてもらうのはやはり楽しみで、いつもワクワクして聴いています。

 

 

音源には歌メロが楽器音で入っているのですが、そのメロディに特徴があります。半音階や上下動が多く、それも実に細かく動きます。
そういう感想を送ったところ、Kさんから「音程が動くと、情感が豊かになりますね!」と返事が返ってきました。
なるほどな〜と感心しました。私はそういう風に思ったことがなかったからです。好んで聴く音楽も、感情に訴えるものは少ないような気がします。

 

 

映画でも「感動的大作」の謳い文句のあるのは、ストーリーの起伏が激しくて、登場人物は波乱万丈の行動をしている、そんな映画です。映画でいうストーリーは、音楽ではメロディにあたると思います。

 
数日前ですが、別の知人から「こないだの『焚き火』という曲、変な曲だと思ったけど、メロディはキレイですね」とのラインをいただきました。この曲について初めて褒められました。(笑)
そう言われて、しばらく聴いてなかったこの曲を久しぶりに聴いてみたところ、たしかにサビのメロディなど、いい感じで流れています。

 

 

実はこの曲、歌詞の展開に合わせて、進行の全く異なるメロディを繋ぎ合わせた曲なのですが、そのAメロとサビメロのアレンジを、もっと大きな違いとして表現できたら、今の完成品よりも伝わる度合いが上がるような気がしてきました。つまり、メロディの起伏に合わせた音の起伏です。

 

 

人の曲から、自曲を省みてしまいました。まだまだ勉強が必要ですね。

 

 

 


かと思いきや、何とAメロが「レ」の一音程のみ、サビもそこから二つ三つしか変化しないけども、実に感情豊かなメロディに聴こえる曲もあります。天才の表現といえばそれまでなんですが。。
プリンス&レヴォリューションの大ヒット曲「ダイ・4・ユー」(’84年) です。画像は、映画「パープル・レイン」から。