本日歌入れとミックスダウンを行い、2曲ともひとまず完成しました。
祝福の歌と死についての歌、アップテンポで派手なメロディとスローで抑揚のないメロディ。思いっきりの発声とボソボソ声。両極端のような2曲ですが、自分の中では同じようなことを歌っている、同じような歌。そんな感じです。
ところで、その「祝福の歌」で「祝っているかい?君が産まれた日」というフレーズを歌っていました。それから「死について思うこと」で「産まれた時を憶えているかい?君の知らない大きな力の中で」というフレーズを。2曲を聴き直して、自分で書いときながら、あらためて気がつきました。
私は長いこと、何故誕生日を祝うのかが分かりませんでした。というか、何でわざわざ祝うんだろうと思っていました。
今となっては、私が今ここにいることが、宝クジに当たることの数万倍、数億倍、それ以上の僅かな確率であることを知っています。そして、そんな奇跡的な確率で生を受けた私が、何とかその魂を吹き込もうと四苦八苦して、偶然にも今回産まれた曲が、この2曲です。奇跡の中の、更に奇跡という感じです。
「祝福屋福助」より。