数日前に生まれた曲は、仮題に「ラテン♯2」と付けました。ラテンっぽいリズムで未完成のが一曲あって、これがラテンっぽいリズムの2曲目だからです。
そしてこの前はリズムとメロディとコードとベースラインを作りましたが、いろいろと弄っているうちに、先に作ったそのベースラインが、どうも曲に合わないのではないかと思えてきました。
この曲はリズムもメロディも、そしてメロディに合わせたコードも、細かく動く曲です。音楽の3要素 (リズム・メロディ・ハーモニー) 全てが細かく動く曲に、これまた動きのあるベースラインだと、聴いていてどうもせかせかし過ぎるというか、違和感が感じられたからです。
そう思って、先程思い切ってベースラインを一新してみました。4小節で完結するベースラインを、曲の最初から最後まで繰り返してみたところ、安定感が出て聴きやすくなりました。つまり、何かしら安定した音があった方が音を組み立てやすいという事です。
以前にも書きましたが、メロディを大きく動かす時はコードを減らす、コードを細かく刻みたい時はメロディをあまり動かさない、の応用です。
そう言えばレゲエのダブも、いくら楽器音にメチャクチャなエフェクターをかけても、シンプルで骨太のベースラインさえキープしておけば、ちゃんと曲として聴けます。また、レゲエはコード進行がシンプルなので、たとえ音をズタズタに切り刻んで解体しても、ちゃんと繋がって聴こえます。(この辺は「ユメヒトヨDUB」で実証済み)
作りながらいろいろと試行錯誤の積み重ねです。こうやって少しづつでも、自分の表現出来る領域を広げていきたいなあと思います。