久しぶりに、ここ数ヶ月で聴いたアルバムからお気に入りを紹介。
←ユウコ「フォー・タイムズ・ホエン・イアズ・アー・ソア」(‘15年)
→ウォッシュト・アウト「パラコズム」(‘13年)
ユウコはオランダのオルタナ・バンド。昔のレディオヘッドっぽい繊細なギターとヴォーカルが魅力。ここ数年こういうギターのバンドって聴いてなかったのですが、たまたまBandcampで聴いて、すっかり気に入って購入しました。
ギター・ロックというより、音響系の音楽のようです。PCソフトで演ってもいいけど、ギターも面白いので使ってみた、そんな感じです。
ウォッシュト・アウトは、アメリカのチルウェイヴのアーティスト。カラフルな音像がとてもステキです。日本にも、フジロックで来日しています。
こちらはリサイクル・ショップでたまたま見つけて購入。ジャケットも幾重にも重なった音像同様、カラフルで立体的です。(イラスト部分が盛り上がっています)
こういう音楽は、元を辿ると’60年代のサイケデリック・サウンドに行き着くのでは。サイケと違い、ドラッグの匂いがあまりしないところが現代的かなと。音は極めて冷静に計算されて配置されている印象を受けます。もちろん良い意味で。
両者に共通しているのは、繊細さというか緻密さというか、そんなきめ細かな音像です。今どきの音楽は、大体がこういう微分的な音像になってきてる気がします。J−POPもそう。
おそらく、リスニング環境がイアフォンで、iTunesで聴くのを想定して作られているので、そうなってきてるのでしょう。昔は空気に放たれて聴かれるのを想定して作られていたのですが。
時代の流れを如実に感じる2枚です。