【2019年12月20日】久しぶりに、お気に入りのアルバム 〜 ユウコ「フォー・タイムズ・ホエン・イアズ・アー・ソア」、ウォッシュト・アウト「パラコズム」

久しぶりに、ここ数ヶ月で聴いたアルバムからお気に入りを紹介。

 

 

 

 

 

 

←ユウコ「フォー・タイムズ・ホエン・イアズ・アー・ソア」(‘15年)

 

→ウォッシュト・アウト「パラコズム」(‘13年)

 

 

 

ユウコはオランダのオルタナ・バンド。昔のレディオヘッドっぽい繊細なギターとヴォーカルが魅力。ここ数年こういうギターのバンドって聴いてなかったのですが、たまたまBandcampで聴いて、すっかり気に入って購入しました。

ギター・ロックというより、音響系の音楽のようです。PCソフトで演ってもいいけど、ギターも面白いので使ってみた、そんな感じです。

 

 

 

ウォッシュト・アウトは、アメリカのチルウェイヴのアーティスト。カラフルな音像がとてもステキです。日本にも、フジロックで来日しています。

こちらはリサイクル・ショップでたまたま見つけて購入。ジャケットも幾重にも重なった音像同様、カラフルで立体的です。(イラスト部分が盛り上がっています)

 

 

こういう音楽は、元を辿ると’60年代のサイケデリック・サウンドに行き着くのでは。サイケと違い、ドラッグの匂いがあまりしないところが現代的かなと。音は極めて冷静に計算されて配置されている印象を受けます。もちろん良い意味で。

 

 

 

両者に共通しているのは、繊細さというか緻密さというか、そんなきめ細かな音像です。今どきの音楽は、大体がこういう微分的な音像になってきてる気がします。J−POPもそう。

おそらく、リスニング環境がイアフォンで、iTunesで聴くのを想定して作られているので、そうなってきてるのでしょう。昔は空気に放たれて聴かれるのを想定して作られていたのですが。

 

 

時代の流れを如実に感じる2枚です。