定期的に行われる楽曲発表会ですが、今回は先日金沢でも感染者が発覚したコロナウィルスの為、祝日にもかかわらずフォーラス自体が閑散としていて、参加者はいつもよりも少ない人数でした。
だから、いう感じで、マニアックな話で大いに盛り上がりました。
私が持ち寄った曲で一番ウケたのは、エレキギターが最初から最後まで鳴っている「限りなく穏やかに」。
デジタル楽器音ばかりの楽曲の中で、手弾きのギターがとても新鮮にスタジオに鳴り響きました。今後もこういうアナログな曲はちゃんと作っていきたいなあと、あらためて思いました。
それから、金沢の町についての楽曲を集めて作るコンピレーションCDについて、私の参加曲は「人生最後の日」と「きみを待ってる」になりました。「きみを待ってる」はリミックスしたヴァージョンの出来がかなり満足で、こういった形で世に出るのはとても嬉しく思います。
参加者が少なかったので雑談が多かったのですが、その中で面白かったのは、「面白い音楽を作るのには、音楽以外のことを磨くのが大事なのでは」という話。誰が言い出したのかは定かではありませんが、とても盛りあがりました。
で、どういう事かといえば。
今どき、PCソフトを使えば、テクニック的にはどんな音楽も出来てしまう。手間ひまかければ、出来て当たり前。その中で「自分の個性」を出すには、例えば、どんな本が好きとか、どんな仕事をしてるとか、どんな考え方をするかとか、音楽以外の自分の情報がちゃんとアウトプットされているかどうか、になってくるのでは、ということ。
結局は「人となり」になってくるんですね。
今思うに、かつてのブライアン・イーノさんの「ロック・ミュージシャンになるには、音楽以外のことをすればいい」という発言、そのまま今の状況に当てはまるなあと。
いろいろと考えさせられました。