結局、ピアノを手弾きして歌を歌い直しました。リミックスというよりリメイクになりました。
この曲のメロディは長年聴いてきた坂本龍一さんや宇多田ヒカルさんっぽい雰囲気で、リスナーとしての影響がモロに出ている曲です。
最初にこの曲を作った時は、歌唱力とピアノの平坦な音がイマイチ不満で、そのうちやり直そうとずっと思っていました。
今回のコロナ禍により、賃労働の時間が大きく減ったので、今がやり時ではないかと、日々ピアノと歌の練習にいそしんでいました。プログラミングのみで出来る曲は時間もさほど使わないのですが、肉体の訓練が必要な曲は、それなりに時間を割かないと、いい結果を得ることが出来ません。まさにコロナのお陰で出来たような曲です。(←そう思うと、コロナ・ストレスも減るんじゃないかと 笑)
ところで、今朝のYahoo!ニュースから。
「夜と霧」についてとりあげられていました。この本は、いつ頃かも忘れた位のかなり以前に哲学者・武闘家である内田樹さんが書評で取り上げていて、それが心に刺さり、そのうち読もうと思いつついつしか忘れていった、そんな書物です。
「夜と霧」は、作者フランクルさんがナチスの強制収容所に収容された経験を記録した一冊です。
とは言え、私はこの本を読んでないので、以下はこの記事についてのみの言及です。
…被収容者のように、現在の状態がいつ終わるかわからない状況に置かれると、未来に対する希望を失ってしまい、収容署生活に耐えられなくなってしまうのです。
一方、フランクルには、現在の状況について心理学的、学術的に考察し、その内容をいつの日か必ず出版して世の中のために貢献したいという、非常に強い使命感がありました。未来に対する希望、もっと言えば執着を忘れなかった。
そのためフランクルは、私物を所持できない環境下でも、小さな紙片を隠し持ち、細かい字で記録を取り続けたのです。…
記事より引用。
今の世の中、「コロナ鬱」「コロナ・ストレス」が増えてきているそうです。まさしく上記「被収容者のように〜」の一文が当てはまる状況です。
そんな中で、生き生きと充実して日々を過ごすには、「現実を受け入れて、未来に達成可能な希望を持つ」ことが大事なんじゃないかと。
今の私は、ともあれ今までよりも多くの時間を手にしているので、目標の「100曲の歌を作る」に向かって、日々精進したいなあと。それが、日々のしあわせに繋がるんじゃないかと思っています。
私の楽曲はこちらから聴けます。↓